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交流重賞・エーデルワイス賞が行われる

  • 2009年10月23日
  • パドックでのオノユウ
    パドックでのオノユウ
  • 鞍上はJRAの武豊騎手
    鞍上はJRAの武豊騎手
  • 1番人気に応えてオノユウが優勝
    1番人気に応えてオノユウが優勝
  • 喜びの口取り
    喜びの口取り
 10月22日、門別競馬場で第12回エーデルワイス賞(Jpn3)[キングカメハメハ賞]が行われた。

 今年はJRAから4頭、迎え撃つホッカイドウ競馬所属馬10頭の14頭で争われた。レースはプリモエナジー(牝2歳 父スマートボーイ)が軽快な逃げを見せ、直線入り口ではそのまま押し切るかと思わせる展開であったが、4コーナーを回って2番手に付けた1番人気のオノユウ(牝2歳 父バブルガムフェロー)が直線で鮮やかに抜け出して優勝。ホッカイドウ競馬が誇るトップクラスの牝馬として、中央勢相手に強い内容で交流重賞制覇を飾った。2着にはクラキンコ(牝2歳 父クラキングオー)、3着にはプリマビスティー(牝2歳 父プリサイスエンド)が入り、道営勢が上位を独占した。

 騎乗した武豊騎手は優勝インタビューで、「状態が良いと聞いていたので、自信を持って乗れました。思った以上に前半から良い位置につけられてレースがしやすかったです。直線では最後までしっかりと伸びてくれて、この馬の力で勝たせてもらえたと思います。皆さんの期待に応えられて良かったです。また、門別競馬場に来たいと思いますので、応援宜しくお願いします。」と、嬉しそうに話した。

 生産は新ひだか町静内の池田牧場。1976年の桜花賞、優駿牝馬(オークス)を制したテイタニヤを生産した牧場だ。この日は門別競馬場へご家族で応援に駆け付けた。
「今回は名ジョッキーに乗っていただきましたし、重賞レースを優勝できて本当に嬉しいです。牧場時代は性格も良く、大人しい馬でした。今後も無事に走ってくれればと思います。」と、喜びいっぱいのご様子だった。

 オノユウはこれで通算成績8戦5勝。道営戦に限っては全て連対を果たしている。名手とのコンビで交流重賞を制した勢いをそのままに、ホッカイドウ競馬のニューヒロインとして今後も飛躍を期待したい。
取材班