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道営記念の前哨戦・瑞穂賞が行われる

  • 2009年10月22日
  • パドックで周回するコパノカチドキ
    パドックで周回するコパノカチドキ
  • 最後の直線の攻防
    最後の直線の攻防
  • 見事にコパノカチドキが快勝
    見事にコパノカチドキが快勝
  • 関係者喜びの口取り
    関係者喜びの口取り
 10月21日、門別競馬場で第42回瑞穂賞(H2)[ダンスインザダーク賞]が行われた。

 来月19日に行われる道営記念(H1)へ向けて、今年の赤レンガ記念(H2)の勝ち馬モエレエトワール(牡7歳 父アルカング)や星雲賞(H2)の勝ち馬ゴッドセンド(牡7歳 父ジェイドロバリー)など、古豪14頭が顔を揃えた。

 レースは単勝1番人気に推されたコパノカチドキ(牡6歳 父ブライアンズタイム)が道中5番手からレースを進め、4コーナーで先頭に並びかけると力強く抜け出して快勝。鮮やかに4連勝を決めた。

 騎乗した桑村騎手は優勝インタビューで、「最後の直線で後ろから馬が来てもハミをとって伸びてくれました。すんなり前に付けられたのでレースがしやすかったです。本番(道営記念(H1))も楽しみだと思います。これからも頑張りますので応援宜しくお願いします。」と、嬉しそうに答えた。

 生産は日高町のヤナガワ牧場。一昨年のフェブラリーS(G1)を優勝したサンライズバッカスや今年の牝馬重賞で活躍を見せているブラボーデイジーを生産した牧場だ。

 門別競馬場へ応援に駆け付けた梁川正普社長はレースを振り返って、「強い勝ち方でしたね。中央競馬に在籍していた頃も3勝して力のあるところを見せてくれましたが、近走は折り合いがつくようになり、成長していますね。今度の道営記念(H1)も楽しみです。」と、笑顔で語った。

 コパノカチドキはこれで道営移籍後の成績を6戦4勝とし、全て3着以内に入る抜群の安定感を誇っている。来る大一番へ向けて、期待が膨らむ勝ち方だった。
取材班