馬産地ニュース

第1回馬事知識普及公開セミナーin浦河が行われる

  • 2009年10月26日
  • 座学の様子
    座学の様子
  • 実技の様子
    実技の様子
  • 参加者による実技
    参加者による実技
  • 同

 10月25日、浦河町乗馬公園にて「第1回馬事知識普及公開セミナーin浦河」が行われた。主催の「NPO法人とかち馬文化を支える会」は、帯広に拠点を置き、ばんえい競馬の支援活動を行っているだけでなく、道内各地で「馬文化」をテーマにした講演活動なども行っている。今回、初の日高での講演となったが、会場の浦河町乗馬公園には乗馬愛好家、育成牧場関係者、生産牧場関係者ら30名余りが集まり、セミナーに参加した。

 今回、講師として招かれたのは持田裕之氏(ウエスタンワールドDJランチ代表)、川島種朗氏(KAZ HORSE TRAINING代表)のお二方。午前中は『馬の心理と調教』『乗馬の基礎知識(ウエスタン)』の座学セミナーが行われ、参加者は講師陣の話に興味深そうに耳を傾けていた。

 午後からは、両氏による実技セミナーが行われた。「鞍無し、ハミ無し、手綱無し」の裸馬をステッキのみで自在に操る騎乗技術や、手綱に頼らないで、馬とのコミニュケーション(プレッシャーとリリース)で馬を従わせる技術には、参加者から感嘆の声が上がっていた。後半には質疑応答が行われ、講師陣と参加者の間で活発な意見交換が行われた。

 1日受講しての感想を「1度や2度の実技で真似出来るような技術じゃないけど、(馬の)リーダーシップやパートナーシップの講習は面白かったですね。」と語ってくれたのは浦河町の生産者さん。初心者からベテラン、アマチュアからプロまでが楽しめる1日だったようだ。

 「NPO法人とかち馬文化を支える会」では、今後も道内各地で様々なイベントや講演活動を行う予定です。興味のある方は公式サイト『とかち馬文化を支える会』にてご確認ください。
取材班