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エーデルワイス賞の前哨戦フローラルカップが行われる

  • 2009年09月24日
  • パドックでのオノユウ
    パドックでのオノユウ
  • 1周目スタンド前
    1周目スタンド前
  • 最後の直線、オノユウが抜け出す
    最後の直線、オノユウが抜け出す
  • 口取り
    口取り
 9月22日、門別競馬場では第9回フローラルカップ(H3)[フレンチデピュティ賞]が行われた。2歳牝馬によるこの重賞は3着までに入った馬に対し、10月22日に門別競馬場で行われる交流重賞・第12回エーデルワイス賞(Jpn3)[キングカメハメハ賞]への優先出走権が与えられる。今年のメンバーは9頭と少頭数になったが、交流重賞参戦を狙って牝馬の強豪が揃った。


 レースは1番人気に推されたオノユウ(牝2歳、父バブルガムフェロー)が2番手追走から直線力強く抜け出して完勝。今年7月の栄冠賞(H2)に続いて道営重賞2勝目を果たした。ダート1700mの勝ち時計は1分50秒1。


 オノユウに騎乗した山口竜一騎手はレース後のインタビューで、「前残りの競馬で展開がはまりました。今回はスタートが良く、ハナに行くことも考えましたが、マークされたくなかったので2番手に控えました。好きなペースで行けて3コーナーで十分手応えがありました。牝馬で長い距離を得意とする馬は少ないですから、北海道の牝馬同士なら負けないでしょう。今後も頑張りますので、是非競馬場に見に来て下さい。」と、声を弾ませた。


 オノユウの生産は新ひだか町静内の池田牧場。この日、門別競馬場へ応援に駆け付けた同牧場の池田美鈴さんは、「近走は牡馬相手の強いメンバーと戦ってきましたから、今回は牝馬同士なので人気に応えて欲しいと期待していました。4コーナーをまわった時に勝てそうだなと思いました。エーデルワイス賞へ向けて良いレースをしてくれましたね。今後もケガなく走ってくれればと思います。」と、喜びを語った。


 オノユウの半妹の当歳(父ストラヴィンスキー)は順調に育っているそうで、母オナーザミントは今年アルデバランを交配し、無事受胎したそうだ。オノユウは昨年のHBAオータムセール上場馬で、199万円(税込)で取引された。コンサイナーはハッピーネモファーム(浦河町)。今回の結果は来る今年のHBAオータムセール(開催日10月19日~23日)へ向けて市場関係者にとっても嬉しいニュースとなったことだろう。
取材班