馬産地ニュース

静内で「功労馬慰霊祭」が執り行われる

  • 2009年09月18日
  • 馬魂碑前で執り行われた「功労馬慰霊祭」
    馬魂碑前で執り行われた「功労馬慰霊祭」
  • 今年9月に建立された「功労種牡馬の碑」。22頭の種牡馬名が刻まれている
    今年9月に建立された「功労種牡馬の碑」。22頭の種牡馬名が刻まれている
  • 玉櫛を捧げ供養する参列者
    玉櫛を捧げ供養する参列者
  • テスコボーイ像がシンボルの桜舞馬公園
    テスコボーイ像がシンボルの桜舞馬公園
 9月17日、新ひだか町静内の二十間道路入り口にある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)で、静内軽種馬生産振興会(西村和夫会長)による「功労馬慰霊祭」が執り行われた。

 慰霊祭は毎年、この日に行っている同振興会の恒例行事。静内に縁のある種牡馬や繁殖牝馬らの功労馬を讃え、静内産馬の安全と活躍を祈願している。

 今年の慰霊祭には同振興会員、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場の木村慶純場長ら近隣の種馬場関係者、HBA日高軽種馬農協職員など約30名が参列。同公園の馬魂碑前で、静内神社の山田一孝宮司の神事に従い、地元の馬産に貢献した功労馬たちを供養した。

 テスコボーイの馬像が中央に置かれる同公園内には、功労馬のたてがみやお骨が納められている馬魂碑のほか、アンバーシャダイ、タマモクロス、クライムカイザーといった種牡馬の墓石、サンドピアリスなど、繁殖牝馬の名が刻まれた「功労繁殖牝馬の碑」がある。さらに今年9月には新たに、22頭の種牡馬の名を刻印した「功労種牡馬の碑」が建立された。

 西村会長は「今日一日は種牡馬や繁殖牝馬に感謝したいと思う。そして、事故なく無事に生産していきたい」と神妙に挨拶。参列者たちは刻まれた功労馬の思い出を語り合っていた。
取材班