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2歳馬の重賞イノセントカップが行われる

  • 2009年08月13日
  • 勝ち馬、ミラクルエースの返し馬
    勝ち馬、ミラクルエースの返し馬
  • 大接戦となったゴール前
    大接戦となったゴール前
  • 喜びの中の口取り
    喜びの中の口取り
  • ミラクルエースを勝利へと導いた五十嵐冬樹騎手
    ミラクルエースを勝利へと導いた五十嵐冬樹騎手
 8月12日、門別競馬場で2歳馬による重賞、第9回イノセントカップ(H3)[ジャングルポケット賞]が行われた。

 レースはダート1200m戦に11頭が出走。単勝1番人気に推されたミラクルエース(牡2歳 父フジキセキ)が好位の内をロスなく立ち回り、直線でスルスルと抜け出して見事優勝。これで通算成績3戦3勝とした。2着には10番人気のマサノディフィート(牡2歳 父ゴールドヘイロー)、3着には8番人気のモエレデフィニット(牡2歳 父マジックマイルズ)が入り、3連単は119,820円の大波乱となった。

 優勝した五十嵐冬樹騎手は勝利騎手インタビューで、
 「過去の2戦を見ていて能力のある馬だとわかっていました。距離があった方が良いタイプだと思ったので、1200mの距離がどうかと思いましたが、最後まで良い脚を使ってくれました。今日は馬の力で勝たせてもらいました。ゴールまで一生懸命追いましたが、代打騎乗(過去2戦手綱を取った服部騎手が騎乗停止中のため)で大役を果たせて良かったです。今後も更に活躍できる馬だと思います」と、コメントした。

 ミラクルエースの生産は安平町のノーザンファーム。門別競馬場に駆け付けたノーザンファームの菅谷獣医師は、「接戦を制してくれて良かったです。まだまだ活躍できる馬だと思いますし、これから一戦一戦大事に走って欲しいと思います」と、喜びを語った。

 騎乗した五十嵐冬樹騎手はこのレース3勝目で、管理する廣森久雄調教師は一昨年のエックスダンス、昨年のワンダフルクエストに続き、このレース3年連続制覇の偉業を達成した。また、同馬は2009年度ホッカイドウ競馬サポーターズクラブ募集馬で、会員指名馬の中でもTOP10に入るほどの人気馬だという。レース後は同馬のサポーターズクラブ会員の方も嬉しそうに口取りに参加していた。
取材班