8月11日(火)、IBBA胆振軽種馬農協中・西部振興会が主催する「ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター観戦ツアー」が行われた。

　同振興会主催の観戦ツアーは初めての試み。昨年までは会員を対象に旭川競馬観戦を実施していたが、旭川競馬場が廃止になったこと、参加者が減少していたことなどもあり、一般ファンを対象としたツアーを企画した。

　ツアーはホッカイドウ競馬のホームページ、地元・苫小牧の新聞各紙、Aiba苫小牧などで告知した。すると、締め切り前に40名の定員に達し、あとの申し込みは断らなければならないほどの反響だったという。

　当日、参加者はJR苫小牧駅北口のAiba苫小牧前に集合。参加費と引き換えに競馬専門紙を受け取り、バスに乗り込んだ。40名の中には遠く登別から参加した人や競馬初心者も。道中は馬券の買い方をレクチャーしたり、専門紙と睨めっこしながら予想に講じたりで、1時間ほどで競馬場に到着した。

　競馬場では場内の「とねっこ広場」で、自慢の生ラムジンギスカンを堪能。ビール片手にレースを楽しんだ。また、この日の8レースでは、同振興会協賛レース「ナイター競馬ほのぼの観戦ツアー特別」も実施され、同振興会会長の徳武英介氏(社台スタリオンステーション)がパドック解説を担当し、ツアー参加者が表彰プレゼンターを務めた。

　初めてナイター競馬を観戦した参加者は「明るくてきれい」「1度来てみたかったが、楽しかった」「参加費1000円でバス代、予想紙が付いて、さらにジンギスカンまで食べられるなんて」など大満足。すっかりホッカイドウ競馬のファンになり「またツアーをやってほしい」といった声まで上がった。

　ツアーを企画した同振興会事務局の今井勝士IBBA参事は「反響の大きさに驚きました。門別競馬場に近い苫小牧市は人口が多いので、やり方次第ではもっと人が集まるはず。これからもホッカイドウ競馬を応援する努力を続けていきたいですね」と手応えをつかんでいた。

取材班