8月3日、JRA騎手によるばんえい十勝応援イベント「JRAジョッキーDay」が帯広競馬場で行われた。今年は安藤勝己騎手、岩田康誠騎手、勝浦正樹騎手、四位洋文騎手、武幸四郎騎手、中舘英二騎手、藤田伸二騎手、松岡正海騎手、三浦皇成騎手の9名が参加。それぞれの騎手は協賛競走を実施し、エキシビションレースでは実際にそりに乗り、巨体をゆるがすばん馬と共にコースを疾走。普段はサラブレッドに騎乗している騎手がばん馬を御する姿に多くの声援が飛んだ。

　このイベントは今年で3回目を迎え、参加したJRA騎手もばんえい騎手・調教師と和気あいあいとした様子で迫力のレースを満喫していた。2レースにわたって行われたエキシビションレースでは安藤勝己騎手が総合優勝。
　
　表彰式後のインタビューでは、
　「1回目のレースで勝てたので2回目のレースも勝って完全優勝を狙っていました。2回目は5着でしたが、優勝できて良かったです。」と、嬉しそうに答えた。

　JRA騎手とばんえい十勝が交流する数少ない機会とあり、今年も盛況ぶりは相変わらずで、イベント実施の中心的役割を担っている藤田伸二騎手には帯広市から感謝状が贈られた。

　　藤田伸二騎手は、
　「今年も沢山のお客様が来てくれて良かったです。JRAの騎手もこの日を楽しみにしているので、来年も是非来たいと思います。今日負けてしまった騎手は、リベンジしたいと思っているようですしね。毎年1回のことですが、僕らで良ければ積極的に協力していくので、来年ももっと盛り上げていきたいです。また、イベントがある日のみならず、普段の開催日も引き続き競馬場に足を運んでいただきたいです。」と、来場客へ呼びかけていた。

　その他にも元JRA騎手の細江純子さんによるゲートリポートや、競馬実況でおなじみの矢野吉彦アナウンサー、渡辺和昭アナウンサー、応援に駆け付けたJRAの荻野琢真騎手も加わったトークショーも好評で、場内は終日大いににぎわった。
取材班