馬産地ニュース

JBBA生産育成技術者研修の体験入学会が行われる

  • 2009年08月10日
  • JBBA静内種馬場に繋養される種牡馬を見学
    JBBA静内種馬場に繋養される種牡馬を見学
  • 「生産育成技術者研修」の研修ビデオを鑑賞する参加者
    「生産育成技術者研修」の研修ビデオを鑑賞する参加者
  • 研修生と1年間集団生活を送る研修所
    研修生と1年間集団生活を送る研修所
  • 31期生の騎乗訓練を見学。見事な障害飛越に目を奪われた
    31期生の騎乗訓練を見学。見事な障害飛越に目を奪われた
 8月7、8日、新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で、2010年第32期「生産育成技術者研修」の体験入学会が行われた。

 この研修は、軽種馬の生産・育成関連の仕事に就業するための基礎となる知識・技術を、約1年で習得することを目的とするもの。1990年の開講以来、300名以上がこの研修から巣立ち、世界に通用する「強い馬づくり」の担い手として、育成牧場などで活躍している。
 体験入学会は一昨年より実施している。実際に研修所に寝泊りし、集団生活や厩舎作業を体験することで研修内容を知ってもらう狙いがある。

 7、8日の体験入学会には男子4名、女子2名の6名が参加。初日は山口直人研修課長の先導により、JBBA同種馬場の施設の概要、種牡馬見学、研修内容をまとめたビデオの鑑賞会などが行われた。その後は今年4月から研修に励む31期生や教官、木村慶純場長らと屋外でバーベキューによる懇親会を開催。北の味覚に舌鼓を打ちながら先輩の体験談などを聞き、親睦を深めた。

 2日目は早朝5時から厩舎作業を見学。さらに先輩の説明を受けながら寝藁掃除なども体験した。朝食後は31期生の騎乗訓練の様子を見学。開講から4ヶ月で習得した騎乗技術で、巧みに手綱を操る姿に憧れの視線を送っていた。体験入学の最後は31期生の引き馬による体験乗馬。先輩との会話を楽しみながら馬上の感触を味わっていた。

 体験入学会に参加した6名の将来の志望は、育成場、生産牧場、JRAなどさまざま。参加者のひとりは「大学を卒業して一度社会に出たが、馬の世界に進みたいと思い参加した。将来は華やかな競馬を裏で支えている育成の仕事に就きたい」と夢を広げていた。

 体験入学会は8月21、22日にも実施。参加を希望する方はJBBA日本軽種馬協会静内種馬場まで。

 お問い合わせください。問合せ先は
 JBBA日本軽種馬協会静内種馬場 
 〒056-0144
 北海道日高郡新ひだか町静内田原517
 tel:0146-46-2845
 fax:0146-46-2336

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取材班