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日本で一番早い2歳重賞・栄冠賞が行われる

  • 2009年07月10日
  • 栄冠賞第4コーナー
    栄冠賞第4コーナー
  • ゴールの瞬間
    ゴールの瞬間
  • 口取りの様子
    口取りの様子
  • 喜びの関係者
    喜びの関係者
 7月7日、門別競馬場では日本一早い2歳重賞・第34回栄冠賞(H2)[フジキセキ賞]が行われた。レースは出走馬中唯一の2勝馬オノユウ(牝 父バブルガムフェロー)が、直線で鮮やかに抜け出して快勝。毎年、後の活躍馬が集う出世レースで見事栄冠に輝いた。

 オノユウは2008年北海道オータムセール1歳の取引馬(取引価格190万円)で、生産は新ひだか町静内豊畑の池田牧場。
 
 レース当日、門別競馬場へ応援に駆け付けた同牧場の池田美鈴さんは、「優勝できてすごく嬉しいです。今日は家族で応援に来ました。ゴールした時は本当に感無量の気持ちでした。今後も故障なく走って欲しいです」と、笑顔で生産馬を労った。

 牧場時代のオノユウの印象を伺うと、
「大人しくて手のかからない馬でした。これほど大きい馬体に成長するとは思いませんでした」と、当時を振り返った。今回の出走体重524kgは出走馬の中で最も大きな馬。牝馬らしからぬダイナミックな走りが際立っていた。

 同牧場では今年オノユウの半妹となる当歳(父ストラヴィンスキー)が無事誕生。池田さんは、「当歳も順調です。オノユウのように大きな馬になりそうですよ」と、紹介。半姉の活躍を受けてこちらの産駒にも注目が集まりそうだ。

 また、この日は日本ハムファイターズのマスコット「B・B」が門別競馬場に登場。ホッカイドウ競馬のマスコット「ホクトくん」と共に、とねっこ広場にてファンとの交流会を実施した。場内は少年野球の子供たちや家族連れが多く訪れ、重賞デーの競馬場は終日熱気にあふれていた。


                   取材班