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スウィフトカレント、ブリーダーズSSに種牡馬入り

  • 2009年07月20日
  • スウィフトカレント
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 小倉記念を制し、天皇賞・秋ではダイワメジャーの2着と中距離路線で堅実な走りをみせたスウィフトカレント(牡8)が、日高町のブリーダーズスタリオンステーションへスタッドインした。
 スウィフトカレントは社台ファームの生産馬。2歳12月のデビュー戦ではブラックタイドの2着に破れたが、休養を挟んで迎えた未勝利戦で勝利を収め、クラシックに挑戦するため臨んだ青葉賞を4番人気で4着。その後は条件戦を着実に勝ち上がり、5歳で本格化。小倉記念で重賞ウィナーの仲間入りを果たし、サマー2000シリーズの初代優勝馬に輝いた。
 同スタリオンステーションには半兄にあたるアサクサデンエン(父シングスピール)も繋養されており、兄弟そろっての種牡馬入りとなった。
 坂本場長は「おっとりしている兄に比べて、サンデーサイレンスらしいピリッとしたところがありますね。動きの柔らかさもサンデー系特有かな。馬っ気の強いところをみせていますし、来シーズンは問題なく種付けがはじめられると思います。兄の産駒も評判がいいので、父が変わってどんな子を出してくれるか楽しみです」と期待を寄せている。
取材班