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新種牡馬バゴの産駒が初勝利

  • 2009年07月14日
  • 産駒が初勝利をあげたバゴ
    産駒が初勝利をあげたバゴ
  • 同

  • バゴをけい養しているJBBA胆振種馬場
    バゴをけい養しているJBBA胆振種馬場
 JBBA日本軽種馬協会胆振種馬場で種牡馬生活を送っているバゴ(牡8歳、父ナシュワン)産駒のエスカーダ(牡2歳、母ベーシックフジ、その父オペラハウス)が7月11日の福島競馬2歳未勝利戦(芝1200m)を1分11秒5で優勝。同馬の産駒として中央、地方あわせて初勝利となった。

 バゴは2歳時にフランスでデビュー。初戦から快進撃を続け、シェーヌ賞(仏G3、ロンシャン1600m)を制したあとの仏2歳チャンピオン決定戦クリテリウムインターナショナル(仏G1サンクルー、芝1600m)では2着以下を6馬身突き放して優勝した。
 3歳春のクラシックは不出走だったが、復帰後は不敗のままジャンプラ賞(仏G1、シャンティ1800m)、パリ大賞典(仏G1、ロンシャン2000 m)に勝つなどマイルからクラシックディスタンスまで幅広い距離で活躍。ニエル賞(仏G2、ロンシャン2400 m)をステップに挑んだ凱旋門賞(仏G1、ロンシャン2400m)を史上2番目の好タイムで圧勝し、この年のヨーロッパ3歳チャンピオンに選ばれた。

 父のナシュワンは1989年の英国2冠馬。母ムーンライツボックスは不出走だが、祖母のクードジェニーは名種牡馬マキアヴェリアンの全妹という血統。

 バゴは、2005年のジャパンカップ(G1)8着を最後に通算成績16戦8勝2着1回3着5回(重賞6勝)で引退。2006年から日本のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で種牡馬となり、初年度は102頭の繁殖牝馬に配合し、79頭の産駒が生まれている。今シーズンからけい養地を白老町の同協会胆振種馬場に移動させている。
取材班