6月23日、浦河・BTC軽種馬育成調教場にて第2回産地馬体検査が行われた。4月にも第1回産地馬体検査が行われているが、今回はその時に検査を受けなかった馬や、先の入厩を見越して今回の検査に望んだ92頭が会場に姿を見せた。

　会場に着いた2歳馬はまずはBTCの診療室で血液検査、そして視力検査が行われ、その後、600m周回屋内馬場に場所を移して特徴の検査を受けていた。この日の会場にはNHKマイルカップの勝ち馬ジョーカプチーノの半弟となるジョープシケの07(牡、父アルカセット)の姿もあり、取材に来たマスコミだけでなく、他の育成牧場のスタッフからも注目を集めていた。

　この検査の前の週からメイクデビューが始まったこともあってか、会場で顔を合わせた育成牧場のスタッフたちの中には、それぞれの牧場から巣立った2歳馬のレースぶりを話し合う光景も見られた。先週のメイクデビューでは2着だった育成馬を送り出したスタッフは、

　「既に送り出した馬もそうですが、今回検査を受けた馬たちも無事にデビューしてくれるだけでなく、早いうちに勝ち上がってもらいたいですね」と、エールを送るように馬の首をなでながら話していた。

　　　　　　　　　　　　　　　取材班