馬産地ニュース

北海道市場トレーニングセールも好成績を残す

  • 2009年05月12日
  • ポプラ並木を バックに騎乗供覧が行なわれた
    ポプラ並木を バックに騎乗供覧が行なわれた
  • 挨拶をする荒木市場委員長(HBA代表理事組合長)
    挨拶をする荒木市場委員長(HBA代表理事組合長)
  • 最高価格馬(牝 父スペシャルウィーク)高橋農場生産馬
ナイキハイグレード(全日本2歳優駿)の半妹
    最高価格馬(牝 父スペシャルウィーク)高橋農場生産馬
    ナイキハイグレード(全日本2歳優駿)の半妹

  • 牡馬最高価格馬1(牡馬最高価格馬は同額で2頭)
父マヤノトップガン 中央牧場生産馬
    牡馬最高価格馬1(牡馬最高価格馬は同額で2頭)
    父マヤノトップガン 中央牧場生産馬

 2003年のJRA賞最優秀父内国産馬ヒシミラクルや先の天皇賞で伏兵視されたジャガーメイルなどを送り出したHBA日高軽種馬農協主催の「北海道市場サラブレッド2歳トレーニングセール」が11日、JRA札幌競馬場で行われた。
 春とはいえ、ときおり吹き付ける冷たい風に悩まされながらも142頭(牡77頭、牝65頭)の上場で86頭(牡45頭、牝41頭)を売却。6割を超える売却率で売上総額は4億6368万円(税込)となった。

 午前9時にスタートした調教供覧では、馬産地の育成騎乗者に混じって、道営ホッカイドウ競馬や南関東の現役騎手らが参戦。ダートコースは乾燥して完全な良馬場状態だったが、4コーナーからゴールへむけての強い追い風を味方に次々と好時計をマークした。
 最後1ハロンで1番時計の10秒68を記録したのは2頭。上場番号11番「キョウエイトーカーの07(牝、父トウカイテイオー)は420万円で、上場番号115番「リザリーユーの2007(牝、父スペシャルウィーク)は2425万5000円でいずれもビッグレッドファームが落札した。また、同牧場は最高価格となった「ダイアモンドコアの07(牝、父スペシャルウィーク)」も2467万5000円で落札し、存在感を示した。
 岡田繁幸氏は「よい買い物ができた。活躍してくれると思う」と納得の表情で会場をあとにした。
 1000万円以上の高額落札馬は、これらを含めて4頭。同76番「ノンダムールの19(牡、父マヤノトップガン)は静岡県の鈴木邦英さんが1071万円で、同159番「グッドウィル(牡、父マーベラスサンデー)も広島県の元岡治貴さんが同じく1071万円で落札。同111番「ラジョワの2007(牡、父バゴ」は安平町の吉田勝己さんが1060万5000円で、同94番「プレイリースモーク2007(牝、父シンボリクリスエス)は1050万円で大阪府の上田けい子さんが落札した。
 なお、注目された同150番「エイダイクインの2007(牡、父ネオユニヴァース)」は価格が折り合わずに主取りとなった。

詳しくはこちらに
日高軽種馬農協
馬市ドットコム

                    日案内所取材班