馬産地ニュース

高松記念優勝馬ローレルゲレイロに全弟が誕生

  • 2009年04月16日
  • ローレルゲレイロの母馬ビッグテンビー~村田牧場繁殖分場
    ローレルゲレイロの母馬ビッグテンビー~村田牧場繁殖分場

  • 同

  • 誕生したローレルゲレイロの全弟
    誕生したローレルゲレイロの全弟
  • ローレルゲレイロの父キングヘイロー
    ローレルゲレイロの父キングヘイロー
 先日の「重賞ウイナー」の取材日に母馬が産気づいていましたので追加取材をしました。

 3月31日には新冠町の村田牧場で今年の高松宮記念を制したローレルゲレイロの全弟(父キングヘイロー 母ビッグテンビー)となる当歳馬が誕生した。昭和5年の牧場創設以来、待望のGⅠ制覇となった余韻が残る中、同牧場の村田洋幸さんは「無事に産まれて良かったです。」とほっと胸をなでおろしている。予定日より1週間早い誕生となったが、GⅠ馬を全兄に持つ立派な牡馬の姿に牧場の皆さんは期待を寄せていた。

 ローレルゲレイロの活躍を受けて、種牡馬キングヘイローにも改めて注目が集まっている。ノミネーション業務を担当する「株式会社 優駿」の藤本氏にお話を伺うと、
 「ご存じのとおり今年は経済状況の悪化を受けて、当初は生産者の方も慎重な姿勢でしたが、そんな中、ローレルゲレイロ号の高松宮記念優勝のニュースは馬産地でも反響がありまして、キングヘイローの種付け申し込みも順調に増えています。また、今年デビューの2歳馬はカワカミプリンセスが活躍した2006年に種付けされた世代なので、繁殖牝馬の質・産駒数ともにレベルが上がっています。今後の産駒の活躍も楽しみです。」
 と、明るいムードが伝わってくる。今後もキングヘイロー産駒から父を超えるほどの逸材が登場してきそうだ。

              日高案内所取材班