馬産地ニュース

ホッカイドウ競馬の2歳馬の能検がスタート

  • 2009年03月27日
  • 48頭が無事合格を果たした
    48頭が無事合格を果たした

  • 新しいゴール板を目がけて疾走する2歳馬
    新しいゴール板を目がけて疾走する2歳馬
  • 時折雪が降る中、元気な様子を見せる
    時折雪が降る中、元気な様子を見せる
  • 1番時計を計時したビリーブミー(内)とオリヅル(外)
    1番時計を計時したビリーブミー(内)とオリヅル(外)
 3月26日、時折小雪が舞う門別競馬場で2歳馬の「競走能力・発走調教検査」(「能検」)がスタートした。2009年度最初の能検となったこの日は48頭の2歳馬が臨み、全馬無事に合格を果たした。

 この能検はゲート内で暴れずにしっかり出るか、真っすぐ走ることができるか、800mの制限タイム(58秒)を切って走破できるかなどをチェックされる。馬産地に近い門別競馬場での実施とあり、スタンドには送り出した愛馬の走りを見守る牧場の方々も多く見受けられた。
この日の一番時計はビリーブミー(牝2歳・父シルバーチャーム)とオリヅル(牝2歳・父クロフネ)の51秒6。オリヅルは半兄カミヒコーキに続いて能検初日の一番時計馬となった。

 新種牡馬からはウインデュエル、ウインラディウス、サンライズペガサス、ストラヴィンスキー、ゼンノロブロイ、バゴ、ボーンキング、マイネルセレクト産駒が早くも登場し、デビュー勝ちを目指して颯爽と駆け抜けた。 
 ホッカイドウ競馬のパドック解説や場立ち予想を務めるJRDB(電子競馬新聞)・古谷剛彦氏に初日の感想を伺うと、
「今年は例年より1週遅いタイミングでの能検とあり、いつもより頭数が揃っていましたね。この時期の能検だと53秒~55秒台をマークすれば上々ですが、今年は51秒、52秒台を計時した馬も少なくなく、全体的に高いレベルにあったと思います。」
と、語った。今年も道営2歳馬の高いパフォーマンスを期待したい。

 能検は今後毎週水・木曜日の日程で順次実施される予定で、詳しい結果についてはホッカイドウ競馬の公式ホームページで公開される。能検に合格した2歳馬は4月29日からのホッカイドウ競馬でのデビュー戦に備える。北の地を舞台にしたフレッシュな2歳馬たちによる戦いに今年も注目だ。

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