馬産地ニュース

浦河でメイショウサムソンの引退記念祝賀会

  • 2009年02月17日
  • お祝いに駆けつけた土川健之JRA理事長
    お祝いに駆けつけた土川健之JRA理事長
  • 感謝の言葉を述べる松本好雄オーナー
    感謝の言葉を述べる松本好雄オーナー
  • 大勢の関係者で会場は賑わった
    大勢の関係者で会場は賑わった
  • 会場に飾られた数々の記念品
    会場に飾られた数々の記念品
 2006年のJRA賞最優秀3歳牡馬、2007年JRA賞特別賞を受賞したメイショウサムソン(牡6歳、父オペラハウス)の引退記念祝賀会が16日、同馬の生まれ故郷でもある浦河町内のホテルで約350人を集めて行なわれた。
 G1レース優勝の祝勝会は恒例化しているが、引退祝賀会というのは異例。祝賀会には生産者の林孝輝さん、瀬戸口勉元調教師、高橋成忠調教師、石橋守騎手、武豊騎手らが顔を揃えて種牡馬として新しい門出を迎えた同馬を祝った。

 同馬で念願のG1オーナーとなった松本好雄さんは「多くの人たちとの縁が重なって私の所有馬となったが、夢と希望と感動を与えてくれた馬と、かかわったくれたすべての人に感謝したい」と感謝の言葉を述べ、出席した土川健之JRA理事長も「多くの家族経営牧場に勇気を与え、多くのファンに感動を与えてくれたことに感謝したい。ダービーに優勝したとき、石橋騎手がスタンドに一礼したことが印象に残っている。これからは種牡馬として、日本の競馬を盛り上げてくれることを期待したい」と今後のメイショウサムソンにエールを送った。
 ゲストとして参加した歌手の北島三郎さんが音頭をとって乾杯。約90分の祝宴中は同馬のダービー、天皇賞・秋のレースや、京都競馬場で行なわれた引退式の模様などがVTRで流され、同馬の輝かしい軌跡をふりかえった。最後は、実家が生産牧場を営む橋本聖子さんの万歳三唱で締めくくられた。
 
 メイショウサムソンは、1月8日に社台スタリオンステーションに入厩し、すでに種牡馬生活をスタートさせている。

                 日高案内所取材班