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ハイアーゲームがブリーダーズSSに到着

  • 2009年12月28日
  • ブリーダーズスタリオンステーションに到着したハイアーゲーム
    ブリーダーズスタリオンステーションに到着したハイアーゲーム
  • 同

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 12月28日、2004年の青葉賞(G2)、07年の鳴尾記念(G3)などを制したハイアーゲーム(牡8歳、父サンデーサイレンス)が、種牡馬として繋養される日高町のブリーダーズスタリオンステーションに到着した。

 ハイアーゲームは父にサンデーサイレンス、母にファンジカを持つ血統。千歳市・社台ファーム生産で、2001年のセレクトセールにおいて1億5000万円(税抜)で落札された。

 03年10月の新馬戦をデビュー勝ち。6戦目の青葉賞(G2)で重賞初制覇を果たすと、3番人気に推された日本ダービー(G1)では、キングカメハメハの3着に善戦した。その後は勝てないレースが続いていたが、07年の鳴尾記念で3年7か月振りに重賞制覇。2歳から8歳まで息の長い活躍をし、36戦5勝の成績を収めた。

 到着にはスタリオン関係者や報道陣が出迎え。馬運車から落ち着いた様子で降り、ゆっくりと周囲を見渡した。到着時の馬体重は514キロ。引退レースとなった今年の鳴尾記念(G3)(6着)から8キロ増でのスタッドインとなった。すでに株数60口のシンジケートも結成。大種牡馬サンデーサイレンスの後継として関係者の期待は大きい。

 事務局の(株)サラブレッドブリーダーズクラブでは「おかげ様でシンジケートは早くに満口となりました。会員の方からは到着がいつになるのか多くの問い合わせをいただいていました。サンデーサイレンス産駒らしい体つきをしていますし血統も良いので夢は膨らみますね」と無事の到着を喜んでいた。
取材班