馬産地ニュース

各地域の軽種馬生産振興会の総会が始まる~三石

  • 2009年02月09日
  • 北海道市場の改革を訴える日高軽種馬農協荒木正博組合長
    北海道市場の改革を訴える日高軽種馬農協荒木正博組合長
  • 北海道軽種馬振興公社井村勝昭専務
    北海道軽種馬振興公社井村勝昭専務
  • セイウンワンダーの生産者筒井征文さん
    セイウンワンダーの生産者筒井征文さん
  • 重賞初制覇のワンダースピードに続きキクノサリーレで2度の重賞を制した生産者の福田真一さん
    重賞初制覇のワンダースピードに続きキクノサリーレで2度の重賞を制した生産者の福田真一さん
 日高管内各地域の軽種馬生産者の組織である軽種馬生産振興会は、1年の活動を締めくくる総会の時期を迎えた。
 新ひだか町の三石軽種馬振興会(土居忠吉会長理事)では、管内の総会のトップを切って6日、地元の本桐基幹集落センターで平成20年度の通常総会を開催しました。

 同会は、育成馬の向上を目指す1歳馬育成管理品評会の開催やホッカイドウ競馬支援事業など積極的な活動が高く評価されていますが、昨年の三石産馬の活躍も目覚ましく、セイウンワンダー(筒井牧場生産馬)など多くの重賞馬を輩出しており、総会に先立って重賞馬生産牧場の表彰式が行なわれました。

 総会では、20年度事業報告と決算報告、21年度事業計画、収支予算案が夫々承認され、続いて産地主導として新たにスタートするホッカイドウ競馬の北海道軽種馬振興公社の井村勝昭専務理事から準備進行状況の報告と今後の協力依頼があった。
 最後に、日高軽種馬農協の役職員との懇談会が行なわれ、荒木正博代表理事組合長から「今後の北海道市場の活性化に向けた市場改革案」が提案されたが、一部組合員の経済的な負担も含まれるため意見は平行線のまま修了し総会に向けての懸案事項となった。
 昨今の経済不況の中、厳しい生産界の状況を打破するために生産者が一丸となった意見交換だったが、参加した生産者の一人は「問題は多いが、今後の生産界の振興に向って期待できる良い話し合いになるかもしれないね。」と期待感も漂わせていた。

 三石地区平成20年度中央重賞競走優勝馬生産牧場(レース日順)

 嶋田牧場    ガーネットS タイセイアトム
 フクダファーム アンタレスS ワンダースピード 
 ダイイチ牧場  目黒記念   ホクトスルタン
 村上牧場    ユニコーンS ユビキタス
 筒井牧場    新潟2歳S  セイウンワンダー
 前川正美    京都大章典  トーホーアラン
 フクダファーム 武蔵野S   キクノサリーレ
 筒井牧場    朝日杯FS  セイウンワンダー 

尚、地方競馬でも中田英樹さん生産馬のフィールドルージュ(川崎記念JpnⅠ)ほか11の重賞を制している。

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