２２日、新ひだか町の北海道市場で近年、にわかに注目される繁殖馬セールが開催されました。
　このセールの主催者は、馬の総合エージェント株式会社ジェイエス（代表　矢野秀春氏）で、馬の取引市場としては唯一の民間が主催する市場でもあります。
　
　今回の市場には、社台ファームがサンデーサイレンスやスペシャルウィークが肌に入る繁殖牝馬を１１頭上場、ノーザンファームは８頭、ダーレージャパングループは９頭、また繁殖部門を縮小する西山牧場から１５頭の上場馬などがあり、多くの名血の繁殖牝馬を前にした生産者達は仲間と相談しながら真剣な眼差しで下見をしていました。
　一方、ノーザンファームはロージズインメイを受胎した社台ファーム上場馬のコックニー（父Swain 母セニョラージェ　母父Nureyev）を購買するなどの取引が行なわれていた。

高額取引馬は
１位　チアズヒカリ　
父マヤノトップガン 受胎馬の父 ディープインパクト
2,940万円　購買者 パカパカファーム　上場者 今牧場
２位　チアズブレイス　
父フォーティナイナー 受胎馬の父 ディープインパクト
2,835万円　購買者 高昭牧場　　　上場者 今牧場
３位　ムーンダンサー　
父サンデーサイレンス 受胎馬の父 フレンチデピュティ
2,436万円　購買者 シンボリ牧場 上場者 社台ファーム　

市場の概況
　上場頭数：　186頭
　売却頭数：　 91頭
　売却率　： 48.92%
　売上総額： 2億9083万9500円
　平均価格： 319万6038円
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ジェイエス

尚、２００８年このセール取引馬からは、フィ－ルドルージュ（川崎記念　中田英樹）、セイウンワンダー（新潟２歳S　筒井征文）、デグラーティア（小倉２歳S　武岡牧場）、マイネカンナ（福島牝馬S　ビッグレッドファーム）、ディラクエ（京浜盃　仲野牧場）が輩出されている。
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