サラブレッド当歳及び１歳では、２００８年最後のセールが１３日（月）から１７日（金）にかけて行なわれました。
　全開催日が好天に恵まれた市場でしたが、１３日の当歳市場は大方の予想どおりの苦戦。売却頭数は前年度分を維持して善戦したものの平均売却額が下がり前年度割れした。
また、２日目以降の１歳市場でも購買関係者の数は増えて期待感は強まったが、売上総額は前年度から３億７千万円の減少となった。

　世界的な経済恐慌の中、会場では株価上昇のニュースの話題も上がっていたが、株で損失した購買者も少なくなかったようで、市場に微妙な影響をもたらしたようだ。
　一方、生産者の一人も「困った事が続くね。牧場は大変だよ。まあ、思ったよりは安くても数が売れたようだから・・・」とスッキリしない表情を見せていた。
　市場関係者の悩みもしばらく続きそうだ。


市場の概況
[サラ当歳市場]　10月13日
上場頭数：　140頭（前年度比　27頭減）
売却頭数：　 24頭（前年度比 増減0）
売却率　： 17.14％（前年度比　2.77％増）
売上総額： １億3806万円（同1932万円減）
平均価格： 567万円（同80万7500円減）

[サラ１歳市場]　10月14日～17日
上場頭数：764頭（前年度比　増減0）
売却頭数：266頭（前年度比　67頭減）
売却率　：34.82％（前年度比 8.77％減）
売上総額：8億1300万4500円（同3億7161万6000円減）
平均価格：305万6408円（同50万1011円減）

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