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ツルマルボーイ種牡馬活動から引退

  • 2008年09月25日
  • 種牡馬を引退するツルマルボーイ
    種牡馬を引退するツルマルボーイ
  • アロースタッドから退厩する同馬
    アロースタッドから退厩する同馬
  • 馬運車に乗り込む同馬
    馬運車に乗り込む同馬
  • 同

 豪快な追い込みと惜敗続きでファンの多かったツルマルボーイ(牡10歳)が種牡馬引退を決めた。24日午後には新ひだか町のアロースタッドを退厩、管内の牧場に休養などの目的で移動した。その後は、ノーザンホースパークに移動する予定。
 
 同馬は、父ダンスインザダーク、母ツルマルガール(その父サッカーボーイ)という血統。平成10年に門別町の浜本牧場で生まれ、栗東の橋口弘次郎厩舎から2歳夏にデビューした。デビュー戦から一度もハナをきったことがない個性派で、早くから追い込みを武器に活躍。4歳夏の中京記念(G3、芝2000m)では後方から追い上げ2着馬に5馬身の差をつける圧巻の内容で重賞初制覇を成し遂げた。
 その後も金鯱賞(G2、芝2000m)で1歳年上の2冠馬エアシャカールを破るなど高い能力を示した。その後は、勝利の女神に見放されたかのように惜敗を続けたが、6歳春の安田記念(G1、芝1600m)に優勝して、念願のG1初制覇を記録した。通算成績は32戦7勝2着6回3着3回。(重賞3勝)
 
 引退直後の2005年から新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となり、初年度こそ57頭の繁殖牝馬を集めたが2年目以降は減少傾向にあった。初年度産駒が今年デビューしたばかりだった。

               日高案内所取材班

※ツルマルボーイに会えるのはノーザンホースパークへ移動後の予定。決まりましたら当ホームページに掲載いたします。