馬産地ニュース

浦河でダービー馬ディープスカイの祝勝会

  • 2008年09月23日
  • 左が笠松牧場水上行雄社長
    左が笠松牧場水上行雄社長
  • 祝賀会会場
    祝賀会会場
  • ダービーの模様も映し出されていた
    ダービーの模様も映し出されていた
  • お祝いに駆けつけたよさこいソーラン浦河若駒会のメンバー
    お祝いに駆けつけたよさこいソーラン浦河若駒会のメンバー
 浦河町の笠松牧場(水上行雄代表)が生産し、今年のNHKマイルC、ダービーを連覇したディープスカイ(牡3歳、父アグネスタキオン)の優勝祝賀会が9月22日、浦河町の総合文化会館ふれあいホールで行われた。

 会には水上社長夫妻はもちろん、深見敏男オーナー夫妻、昆貢調教師、四位洋文騎手も駆けつけて、約250人の出席者とともに喜びを分かちあった。
 冒頭、中山一寿荻伏軽種馬生産振興会会長は「75頭目の日本ダービー馬、浦河産馬としては19頭目のダービー馬になったディープスカイ号は浦河産馬の名声を高め、私たち生産者に喜びと勇気を与えてくれた。国際化時代を迎えて、厳しさを増す生産界ですが、これを励みによりいっそう頑張りたい」と主催者を代表してあいさつした。
 地元の荻伏軽種馬生産振興会や日高支庁、浦河町、浦河観光協会などから表彰、ならびに記念の授与があり、前山啓二日高支庁長、金石武吉北海道道議会議員、谷川弘一郎浦河町長らが祝辞。関係者の鏡開きのあと、荒木正博軽種馬農協代表理事組合長の音頭で祝宴がスタートした。
 途中、水上社長はそれぞれのテーブルをまわりながら感謝の意を表し、仲間たちから声を掛けられると、笑顔を振りまいていた。その後、会場にはNHKマイルCと日本ダービーの優勝ビデオが流されると会場からは期せずして拍手が起こり、浦河若駒会のヨサコイソーランが場を盛り上げた。
 生産振興会主催の優勝祝賀会は、地元生産馬がG1レースに勝つと行われるのが慣例だ。
 優勝馬主や調教師、騎手を招くが、主役はあくまでも生産者。生産者同士が互いに健闘を称えあい、今後の活躍を誓う。出席した振興会の会員は「こんな集まりなら、何度もやりたいね。今度は自分の生産馬で」と会場をあとにした。
 2冠馬ディープスカイは、神戸新聞杯に出走を予定。その後は、秋のG1戦線での活躍が期待されている。

               日高案内所取材班