馬産地ニュース

JRA育成馬の卵17頭がJRA宮崎育成場へ出発

  • 2008年09月03日
  • 旅立ちの愛馬に最後の手入れをする生産者
    旅立ちの愛馬に最後の手入れをする生産者
  • 馬運車への順番を待つ1歳馬たち
    馬運車への順番を待つ1歳馬たち
  • 昨年から導入されたマイクロチップによる個体確認が行なわれていた
    昨年から導入されたマイクロチップによる個体確認が行なわれていた
  • 愛馬を見送る生産者
    愛馬を見送る生産者
 JRAでは、「強い競走馬づくり」を目的として、各地のサラブレッド市場で1歳馬を購入し、北海道浦河と九州宮崎の育成場で育成・調教を行なっている。このJRA育成馬が春に行なわれるJRAブリーズアップセールに上場されるのですが、取引馬は出走率も高く購買者の信頼は高いものがあります。

 3日、この夏の北海道市場サマーセールなどで購入した中の17頭の1歳馬が、北海道市場の馬積み下ろし場に集合して宮崎育成場に旅立ちました。
 3台の馬運車は午後1時頃出発して、函館・青森間はフェリーを利用、およそ40時間の陸路を走り続け、5日の早朝にJRA宮崎育成場に到着の予定。
 この馬たちは、今日まで販売者の生産牧場や育成場に預けられているのですが、馬を連れて見送りに来た生産者の方は「頑張って貰いたいと言うしかありませんね。宮崎だと会いに行くわけにも行きませんから。来年はブリーズアップセールに行って、成長したこの仔に会いに行きますよ。」と、期待の中にも少し寂しげな表情を覗かせていた。

                    日高案内所