馬産地ニュース

改革に向け改修されるHR門別競馬場で安全祈願祭

  • 2008年09月25日
  • 改修されるホッカイドウ競馬門別競馬場
    改修されるホッカイドウ競馬門別競馬場
  • 工事の安全祈願祭が行なわれた
    工事の安全祈願祭が行なわれた
  • 来春より運営主体となる新公社の三輪茂理事長も神妙に祈願する
    来春より運営主体となる新公社の三輪茂理事長も神妙に祈願する
  • 高橋はるみ北海道知事も参加した
    高橋はるみ北海道知事も参加した
 来年からナイター開催を予定している道営ホッカイドウ競馬門別競馬場の施設改修工事の安全祈願祭が9月23日、同競馬場で多くの関係者を集めて行われた。
 
 出席したのは、来年度から運営母体となる社団法人・北海道軽種馬振興公社の三輪茂理事長(日高町町長)、高橋はるみ北海道知事、鳩山由紀夫衆議院議員(代理出席)、滝口信喜北海道道議会議員、藤沢澄雄北海道道議会議員、谷川弘一郎日高町村会会長はじめ管内各町長、工事関係者など約80人。
 近隣の富川神社の神事にのっとり、玉串を捧げて工事の安全を祈願した。ナイター設備に関する工事は9月下旬から着手し、来年3月までに完成予定。同じく集客力増大のためのスタンド建築工事も競馬開催終了後の11月下旬から来年の開幕まで行われることになる。
 
 赤字が続いているホッカイドウ競馬は平成22年までの黒字転換を目指し、道が「競馬改革ビジョン」を19年に策定。これに伴い現在、もっとも多くの開催を行っている旭川競馬場から撤退し、門別競馬場にナイター施設を設置して本場化することを決めた。
 現在は500人程度が収容できるスタンドしかない同競馬場に800人規模の新スタンドを建設し、ナイター競馬を楽しんでもらえるようにするという。

 三輪茂理事長は「ホッカイドウ競馬再生は改善ではなく、改革が求められている。門別競馬場の改装がその第1歩となることを期待したい」とあいさつし、来賓として出席した高橋はるみ知事は「工事着工の知らせを聞いて、いよいよという感じ。ホッカイドウ競馬は単なる競馬事業のひとつという枠組みでなく、馬産地の活性化や観光、文化のシンボルとなることを期待しています」と関係者を励ました。

                日高案内所取材班