馬産地ニュース

ミレニアムバイオは九州の新天地に移動

  • 2008年09月23日
  • 九州に出発するミレニアムバイオ
    九州に出発するミレニアムバイオ
  • 同

  • 同

 2003年の富士Sをレコード勝ちし、新ひだか町のアロースタッドで種牡馬生活を送っていたミレニアムバイオ(牡10歳、父サンデーサイレンス)が9月23日、同スタッドを退厩。九州の本田牧場で種牡馬生活を送ることになった。

 ミレニアムバイオは、2歳秋に京都競馬場でデビューし、その初戦を鮮やかに勝ち上がった。3歳春のクラシックシーズンはスプリングS3着程度だったが、4歳になって本格化。東風S1着をステップに挑んだマイラーズCをレコード勝ちして重賞初制覇を飾り、G1初挑戦となった安田記念はアドマイヤコジーンからコンマ2秒差の3着。その後、脚部不安で1年近い休養を余儀なくされたが、休み明け3戦目で圧倒的1番人気に支持された北九州記念Vで復活。京王杯オータムH5着をはさんで富士Sをレコード勝ちした。通算成績は19戦8勝3着3回(重賞3勝)
 サンデーサイレンスの後継種牡馬として2004年からアロースタッドで種牡馬となり、初年度に49頭、2年目に48頭の配合牝馬を得たが、3年目以降は17頭、9頭と減少傾向。初年度産駒から金沢競馬の2歳重賞勝馬(ソルトバイオ)を出したが、今年も3頭の配合にとどまり、新天地に活路を求めることになった。

             日高案内所取材班