馬産地ニュース

北海道市場セレクションセールが開かれる

  • 2008年07月25日
  • 前日の下見には多くの購買者が訪れた~手前は今年、インターロッキングで改修されたパレードリンク
    前日の下見には多くの購買者が訪れた~手前は今年、インターロッキングで改修されたパレードリンク
  • カワカミプリンセスの全弟(当歳)の上場シーン
    カワカミプリンセスの全弟(当歳)の上場シーン
  • ヤマトマリオンの半弟(1歳)
    ヤマトマリオンの半弟(1歳)
  • マイネルシーガルの半弟(1歳)
    マイネルシーガルの半弟(1歳)
 21日の1歳馬下見に続き、22日1歳馬、23日当歳馬セールの日程で北海道市場2008セレクションセール(日高軽種馬農協他主催)が行なわれました。
 あいにく天候悪化が予報される中で開催されましたが、21日の前日下見は、まずまずの天候、例年にない多くの購買者が訪れて販売者の期待を大きくしたものの、セールの2日間は断続的な激しい雨が追い討ちをかけたように厳しい結果となった。(結果概要は下記のとおりです)
 
 人気が集中したのは、やはり重賞馬の兄弟など実績のある血統の上場馬だった。
 2日間の最高販売価格となったのは、カワカミプリンセス(父キングへイロー 母の父Seattle Slew)の全弟の当歳タカノセクレタリーの2008(三石川上牧場産)でダーレー・ジャパン(株)が6,050万円(税別)で落札。
 そのほか、1歳馬では、ヤマトマリオンの半弟(父フジキセキ 静内白井牧場産)、マイネルスケルツィの全弟(父グラスワンダー 富田恭司牧場産)、キネティクス・フジノウェーブの半弟(父ボストンハーバー 笹島政信牧場産)、マイネルシーガルの半弟(父ロージズインメイ 小河豊水牧場産)、アポロティアラの半妹(父サクラバクシンオー 山際牧場産)、フジサイレンスの全妹(父フジキセキ 清水スタッド産)などが良値をつけていた。
 当歳では、マイネルシーガルの半弟(父ロックオブジブラルタル 小河豊美牧場産)、オリエンタルロックの半弟(父マンハッタンカフェ 上村清志牧場産)、コスモフォーチュンの半妹(父キングカメハメハ 荒井ファーム産)等が購買された。
 また、注目されたディープインパクトの初仔の当歳は2頭上場されたが何れも主取、キストゥヘヴンの半弟(父ゼンノロブロイ)も主取となった。

 厳しい結果に、市場関係者は「今の状況下では想定内の結果。良かった昨年の成績と比べると前年比割れしましたが、今後のセールで巻き返しできるよう頑張って生産者の期待に応えたい。」と気を引き締めていた。
 市場取引奨励金が無くなった為か会場内では、主取馬に対して北海道市場のステージ外での売買交渉が活発になったように思われる。

                   日高案内所
 市場の概況
[サラ1歳]
上場頭数: 228頭(前年度比 31頭増)
売却頭数: 107頭(前年度比 21頭減)
売却率 : 46.93%(前年度比 18.04%減)
売上総額:11億5762万5000円(同4億2472万5000円減)
平均価格:1081万8925円(同154万3184円減)
[サラ当歳]
上場頭数:178頭(前年度比 15頭減)
売却頭数: 58頭(前年度比 14頭減)
売却率 : 32.58%(前年度比 4.72%減)
売上総額:7億7647万5000円(同5439万円減)
平均価格:1338万7500円(同184万7708円増)
              以上税込み価格

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日高軽種馬農協
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