今年は天候不順の為、日高の一番牧草は不作の状況
今年の初夏は、晴れ間が続かなく予報も間に合わぬ天候の急変が多く、管内の牧場では牧草の確保に苦慮している。
今週になって、ようやく安定した晴れ日が続く様子に、各牧場では牧草あげの作業に追われているが、通常6月中順から7月にかけて行なわれている一番牧草の刈り取りがひと月も遅れ牧場は対応に追われている。
新冠町新栄にある30ヘクタールの広い採草地でも、4日、5日と刈り取り作業が始まったが、トラクターに乗る牧場の方は「すっかり伸びきってしまったね。枯れ始めていて水分が足りない。青草とは言えないですよ。良いところを選んで飼料にして、後は寝藁にでもするしかない。」と顔を曇らせていた。
明和地区では、採草地に一番牧草の崩れたロールが放置されていた。おそらく、牧草を刈ったものの乾燥する前に天候が悪化し、取りあえずロールにして被害を最小限にするための措置だろが、その後の不順続きで手の施しようが無くなったものと思われる。
周りの二番牧草が順調に育っているのが救いだ。
また、外国や地元から牧草を買う大手牧場にとっても、価格の高騰などが懸念されるだけに関係者の心配も大きい。
JA静内の牧草担当の方は「まだ収穫収量の数字は出ませんけれど、例年の半分も採れないのではと心配です。浦河や門別地区も同じような状況のようですね。」と、この状況は日高全体の事のようだ。
牧場関係者は、せめて二番牧草が順調に収穫できて、少しでも一番牧草のカバーが出来る事を願っている。
日高案内所
今週になって、ようやく安定した晴れ日が続く様子に、各牧場では牧草あげの作業に追われているが、通常6月中順から7月にかけて行なわれている一番牧草の刈り取りがひと月も遅れ牧場は対応に追われている。
新冠町新栄にある30ヘクタールの広い採草地でも、4日、5日と刈り取り作業が始まったが、トラクターに乗る牧場の方は「すっかり伸びきってしまったね。枯れ始めていて水分が足りない。青草とは言えないですよ。良いところを選んで飼料にして、後は寝藁にでもするしかない。」と顔を曇らせていた。
明和地区では、採草地に一番牧草の崩れたロールが放置されていた。おそらく、牧草を刈ったものの乾燥する前に天候が悪化し、取りあえずロールにして被害を最小限にするための措置だろが、その後の不順続きで手の施しようが無くなったものと思われる。
周りの二番牧草が順調に育っているのが救いだ。
また、外国や地元から牧草を買う大手牧場にとっても、価格の高騰などが懸念されるだけに関係者の心配も大きい。
JA静内の牧草担当の方は「まだ収穫収量の数字は出ませんけれど、例年の半分も採れないのではと心配です。浦河や門別地区も同じような状況のようですね。」と、この状況は日高全体の事のようだ。
牧場関係者は、せめて二番牧草が順調に収穫できて、少しでも一番牧草のカバーが出来る事を願っている。
日高案内所