馬産地ニュース

JBBA、BTCで競走馬の生産・育成研修の体験入学

  • 2008年08月09日
  • 現役研修生の騎乗訓練には憧れの眼差しが注がれた
    現役研修生の騎乗訓練には憧れの眼差しが注がれた
  • 競走馬の騎乗が体験できるホースシュミレーターには笑顔も
    競走馬の騎乗が体験できるホースシュミレーターには笑顔も
  • 「意外と楽しいですよ」と厩舎のボロ拾い
    「意外と楽しいですよ」と厩舎のボロ拾い
  • 乗馬訓練には慣れた参加者もいた
    乗馬訓練には慣れた参加者もいた
 4日・5日にJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で馬の生産・育成に携わるための生産育成技術者研修、7日にはBTC軽種馬育成調教センターで生産育成技術者研修の体験入学が行なわれた。
 
 この研修制度は1年の期間で行なわれますが、共に日本のトップレベルの施設と教官陣の指導で的確な知識・実技が身につくために、卒業者には生産・育成関係者の信頼は高く就職率は100%と安心できる環境が整っている。
 しかし、この数年は、この制度の認知度が少ないせいか研修希望者は定員に満たない事もあり、BTC日高事業所の増沢均所長は「生産・育成界では、現在スタッフ不足に悩んでいる状況です。自信の持てる研修なので、是非、夢を持つ多くの方に参加してもらい、将来はホースマンとして活躍してもらいたい。」と呼びかけている。

 4日のJBBA静内種馬場への参加者は、道内外より5名。山口直人研修課長案内の施設見学に同行して、世界の名馬の集まる綺麗な厩舎に入るとストラヴィンスキー、オペラハウス、キンググローリアスなどが並び5人の目の色も変わる。「知っていますよ、この馬。会えるなんて凄いですね。」と早くも研修へ思いを向ける。
 また、浦河のBTCには、東京、大阪、奈良、新潟など全国から15歳から28歳までの9名の参加者が集まった。研修説明や身体測定の時は緊張した面持ちだったが、日高事業所教育係の子守智志さんや担当教官の巧妙な指導に笑顔も浮かび明るい会話が弾む。
 4月に入学した今期の研修生の騎乗訓練や、明るくこなす厩舎作業の動きに憧れの眼差しを浮かべ、研修への期待を膨らましている様子だった。

 この体験入学は、両施設で今月2回目が行なわれる予定です。また、本研修は一般の方が対象となっていますので関心のある方は、詳細について下記のホームページでご確認下さい。この研修制度には日本軽種馬協会の就学奨励制度があるので必要な方は相談する事も出来ます。

詳しくはこちら
日本軽種馬協会
軽種馬育成調教センター
                      
                    日高案内所