１１日、新ひだか町三石で１歳馬の育成管理品評会（主催　みついし農業協同組合、三石軽種馬生産振興会）が開かれました。
　軽種馬の品評会とは、生産者が生産馬を育成場に送り出すまでの育成管理技術を競うもので、第５２回の今年は同地区の２４牧場２４頭の愛馬がエントリーされた。以前は、各地域で行なわれ、馬産地の夏の風物詩となっていたが、近年は育成牧場へ出される時期が早まるなどの影響から、現在は三石と平取地区の２カ所だけで開かれている。

　審査は、ＪＲＡ日高育成牧場の朝井　洋場長、ＪＢＢＡ静内種馬場の木村慶純場長や振興会のメンバーたちが審査員となってマイクロバスで参加牧場を巡回して行なわれた。
　夕方には、表彰式が行なわれたが当ホームページの重賞ウィナーのコ－ナーで紹介した嶋田牧場のタイセイアトム（１月のガーネットＳ）の全弟アトムチェリー２００７（父サクラバクシンオー）が牡の部で優良賞を受賞した。栗毛に白面、鮫目で四肢に長い白ソックス、シルバーの鬣と派手な装いの仔。牧場主の嶋田さんは「派手な馬だから出したら面白いよ、と仲間の平野牧場さんに言われて出しました。楽しかったですよ。」と笑顔を見せていた。

　この品評会の楽しみの一つが表彰式後の焼肉パーティー。昨年から今年にかけて重賞馬を出し続けている同地区だけに、楽しそうな話題に盛り上がっていました。
　パーティーに参加していた地元の重鎮で元日高軽種馬農協代表理事組合長の前川敏秋さんも「５２回目になるのですね。この事業を続けていくのには大きなパワーが必要なのですが、若い人達が、良く頑張って開催してくれています。馬産地にとって歴史もあり大切な事なので続けてもらいたい。」と、楽しそうに歓談していた。

［品評会結果］
牡の部
最優秀賞　ジョイポップ２００７　鹿毛　松本牧場
　　　　　父Ｈoly Ｂull 母ジョイポップ　
優秀賞　　シンコールビー１９　青鹿毛　三石橋本牧場　　
　　　　　　父マンハッタンカフェ　母シンコールビー
優良賞　　アトムチェリー２００７　栗　嶋田牧場
　　　　　　父サクラバクシンオー　母アトムチェリー
優良賞　　ラッキーピンキーの１９　鹿毛　原口牧場
　　　　　　父アジュディケーティング　母ラッキーピンキー
牝の部　
最優秀賞　ジョージアキヨの２００７　鹿毛　沖田忠幸
　　　　　　父バゴ　母ジョージアキヨ　
優秀賞　　プラチナハートの２００７　芦毛　土田農場
　　　　　　父マヤノトップガン　母プラチナハート
優良賞　　とうこ　　栗毛　　平野牧場
　　　　　　父アグネスフライト　母ハナコスマイル
優良賞　　サマーヴォヤージュの２００７　鹿毛　山際牧場
　　　　　　父スペシャルウィーク　母サマーヴォヤージュ

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