馬産地の場外馬券場として、地元のファンに親しまれてきたＪＲＡウインズ静内が今年で開設３０周年を迎えました。

　宝塚記念の行われた２９日（日）、同施設に隣接する北海道市場の上場馬展示会場には約１００ｍの直線に３つの的が置かれ、日本古式弓馬術協会の射手が疾走する馬上から矢を射つという日本古来の馬事伝統武芸である流鏑馬が紹介された。
　この流鏑馬は、五穀豊穣と天下泰平を願って始められたというが、コースを埋めた多くの地元ファンも、普段は見られない勇壮な競技に思わず歓声を送る。

　この日、ウインズと北海道市場内に設けられた会場では、キャラクターショー“ゴーオンジャーショー”、“ふわふわホース”、“ターフィーとあそぼ！”などのイベントや屋台村も開かれ、家族連れなどで終日賑わった。
　年間約１８万人が利用するというＪＲＡウインズ静内の山下所長は「より多くの人に親しまれる施設として来ていただきたい。牧場見学に来られた方も是非、ウインズに立ち寄ってください。」とメッセージをくれた。
　
このウインズは生産者や関係者の利用も多く、コスモバルク、メイショウサムソン、ウオッカなど地元のヒーロー、ヒロインが出走する時は、特に来場者が多い。目の肥えたファンが多く、「静内ウインズは払い戻し率も高い」という“噂”も長く続いている。

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