馬産地ニュース

日高軽種馬農協の総代会が開かれる

  • 2008年03月24日
  • 総代会の様子
    総代会の様子
  • 総代会で挨拶する荒木組合長
    総代会で挨拶する荒木組合長
  • 総代会に先駆けて行なわれたGⅠ馬表彰
    総代会に先駆けて行なわれたGⅠ馬表彰
HBA日高軽種馬農協(本所・浦河郡浦河町、荒木正博組合長、会員数965人)の第37回総代会が3月19日、新ひだか町静内公民館・コミュニティセンターで開催された。会には各地区から選出された総代、あるいは組合員らが約150人が集まって厳しい時代を乗り切るための一致団結を誓った。

 荒木組合長は「今年度の軽種馬農協は6人の新理事を迎えた新体制のもとで運営を行ってきましたが、市場事業は昨年実績をうわまわる約59億円の売上を記録しました。とくに馬インフルエンザ発生の中でおこなわれたサマーセールにおいては理解と協力をいただきありがとうございます」と感謝の意を表した。
 会は、議長に新ひだか町の田中裕之氏、田上豊両名を選出し、小園参事の説明で進行した。平成19年度の事業報告ならびに決算報告、及び平成20年度の事業計画ならびに予算案。ほか賦課金の徴収方法や市場整備費など用意された7議案すべてが賛成多数で承認、可決された。当期利益は1338万5675円で、124万6761円が次期へと繰り越された。
 また、来年度の事業計画では「市場流通の拡大」「組合員の経営改善ならびに地位向上」「組合の組織強化ならびに財務体質改善」「ホッカイドウ競馬への支援協力」などが決められた。
 一部の地域、業種に好景気が伝えられているものの、地域間格差が拡大、また原油高騰に起因する物価の上昇など軽種馬生産界は予断を許さない状況が続いている。そういう中でファンによりおもしろい競馬を提供するための強い馬づくりを再確認する総代会となった。
           日高案内所 取材班