芝ダート、距離の長短を問わずに活躍したローマンエンパイア（牡９歳、父サクラローレル、母ローマステーション）が競走生活を引退し、生まれ故郷の中島牧場で種牡馬となることが決まった。
　同馬は、01年12月の阪神競馬でデビュー。新馬、特別を連勝し、京成杯はヤマニンセラフィムと同着優勝。同年の皐月賞では２番人気に支持される素質馬だった。その後は脚部不安などで思うような結果を残せなかったが、荒削りなレースぶりで人気を集めた馬だった。通算成績は26戦５勝２着５回３着１回（重賞１勝、金沢公営１戦１勝）
　生産者の中島雅春さんは「休養先から牧場に戻ってきましたが、体調は良さそうですね。功労馬ですから、大切にしていきたい」と愛馬をねぎらっている。

　　　　　　　　日高案内所取材班