馬産地ニュース

生産育成者護蹄実技研修会が胆振地区で開催される

  • 2008年02月22日
  • 講義の様子①
    講義の様子①
  • 講義の様子②~森講師
    講義の様子②~森講師
  • 実技の様子①
    実技の様子①
  • 実技の様子②
    実技の様子②
 「あなたにもできる!愛馬のためのフットケア・テクニック」と題した研修会((社)日本装蹄師会主催)が2月20日(水)白老町・(社)日本軽種馬協会胆振種馬場で開催され、胆振管内の牧場から約45名の生産育成スタッフが集まり、「蹄」についての基本知識と技術を学びました。

 午前10時からの講義では3名の講師がスライド等を使って基本的な蹄の構造や働きやクラブフット・不同蹄についての知識、X脚の矯正法などについての説明をすると、参加者は熱心に耳を傾けメモを取っていた。最後のまとめとして、蹄にとって適切な栄養管理が大切であることや、牧場・装蹄師・獣医師が一つのチームをなって問題の早期発見・解決に努める必要があると指導されました。(講演順・講師名・演題は以下のとおり)
① 森 達也氏 (日本装蹄師会 研究部 装蹄研究課長) 
  「蹄の解剖と整理」
② 田中弘祐氏 (日本軽種馬協会 調査役 装蹄師)   
  「肢蹄のトラブルとフットケア」
③ 青木 修氏 (日本装蹄師会 研究部 装蹄研究部長) 
  「肢勢のあり方」

 昼食を挟んで行われた午後からの実技研修では、初めに馬の立ち方や歩様の見方について参加者全員で確認し合った後、実技用に用意された5頭の繁殖牝馬に講師(装蹄師)が1名ずつ付いて、脚の保定方法やヤスリの掛け方について指導を行いました。あらかじめ希望された約20名が実際に削蹄を行ったほか、ほぼ全員の参加者が脚に触れ保定やヤスリ掛けなどを行いました。(実技講師は以下の6名)
・佐藤寛信氏 (日本装蹄師会 副会長)   
・山口幸吉氏 (日高装蹄師会)
・眞柳拓史氏 (日高装蹄師会)      
・田中弘祐氏 (日本軽種馬協会 調査役 装蹄師)
・中舘敬貴氏 (ノーザンファーム装蹄師) 
・伊澤明仁氏 (ノーザンファーム装蹄師)


 実技終了後の総合意見交換会では、日頃牧場で悩んでいる問題点や今後の研修会の課題等について意見が出されました。これら研修会に対する意見や要望を集約する目的で、参加者へのアンケート調査が最後に行われ、とても有意義な研修会となりました。

 この研修会は(社)日本軽種馬協会生産地技術高度化研修事業の一環として行われているもので、生産者を対象として実施されたのは今回が初めてであったが、主催者は「実際に皆さんが削蹄する姿を見たが、中には技術の高い方も居てとても驚きました。本日頂いた意見と集められたアンケートの結果を参考にして、今後も時期やテーマ変えて実施出来るよう前向きに検討致したい」と次回開催への協力を呼び掛けた。

 尚、同研修会は21日に静内地区、22日に浦河地区にて開催され、翌月には青森地区での開催が予定されている。

           平成20年2月20日
           競走馬のふるさと胆振案内所