３０日、静内の北海道市場で（株）ジェイエス主催の冬季繁殖馬セールが開かれました。
　毎年、秋に開催されている同社主催の繁殖馬セールですが、昨年好結果を出して注目されていた中のはじめての試みだった。
　せりでは、上場頭数４４頭、売却率５４．５５％と上々の結果を出し関係者は確かな手ごたえを掴んでいる様子だった。尚、繁殖馬セールは、現在、国内では同社主催のセールだけが開催されている。

　主催者の（株）ジェイエス代表取締役社長の矢野秀春氏は「繁殖馬は、諸外国に比べると評価が低かったのですが、ようやく国内でも注目されるようになりました。まだまだ高くて買えない外国の繁殖馬ですが、日本馬のレベルが上ってきたので需要が増えてきたのでしょう。生産者だけでなくオーナーも繁殖馬に投資するというビジネスの仕方にも変化が見られます。受胎馬だけでなく未供用馬にも力を入れて市場を開拓していきたいですね。」と意欲を覗かせる。
　長年、この繁殖馬セールを辛抱強く続けてきただけに同氏の苦労も報われる。

［せり結果概要］
　上場頭数４４頭（受胎馬２６頭、空胎馬１８頭）
　　売却頭数２４頭（受胎馬１３頭、空胎馬１１頭）
　　売却率　54.55％（受胎馬50.00％、空胎馬61.11％）
　　売却総額　117,169,500円
　　最高価格　 19,950,000円
　　平均価格　 4,882,063円
　　 以上税込価格

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