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生れ故郷に戻ったスイープトウショウ

  • 2007年11月30日
  • 生れ故郷に戻ったスイープトウショウ
    生れ故郷に戻ったスイープトウショウ
  • 同

  • スイープトウショウを労う志村場長
    スイープトウショウを労う志村場長
 2005年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬に選出されたスイープトウショウ(牝6 父エンドスウィープ、母タバサトウショウ、その父ダンシングブレーヴ)が現役生活を引退。11月24日の正午過ぎ頃、生まれ故郷のトウショウ牧場に帰ってきた。志村吉男場長は「たくさんのレースに勝ってくれましたが、一番の思い出は宝塚記念です。走ることが嫌いだったみたいですから、これからは牧場でのんびりと過ごして、良いお母さんになって欲しい」と愛馬をねぎらった。
 
 同馬の通算成績は24戦8勝2着4回3着2回。2歳10月にデビュー。新馬、ファンタジーSを連勝するなど2歳時は3戦2勝。強烈な追い込みを武器とし、3歳秋の秋華賞に優勝した。4歳になって安田記念ではサイレントウィットネス、ブリッシュラックを抑えてアサクサデンエンの2着。宝塚記念ではハーツクライ、ゼンノロブロイ、リンカーンを抑えて優勝した。秋のエリザベス女王杯では逃げ込みをはかるオースミハルカ、アドマイヤグルーヴを並ぶまもなく差し切って同年の最優秀4歳以上牝馬に輝いている。

                  日高案内所取材班