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東北地区でJBBAが「強い馬づくり講演会」開催

  • 2007年11月02日
  • 八戸家畜市場会議室で開かれた講演会
    八戸家畜市場会議室で開かれた講演会
 JBBA日本軽種馬協会は、JRA日高育成牧場の協賛により、11月1日、八戸家畜市場会議室において、東北地区の生産者を対象とした「強い馬づくりを目指した飼養管理」と題した講演会を開催した。
 現在、JBBA日本軽種馬協会では米国ケンタッキー州にある馬専門の栄養指導会社ケンタッキー・エクワイン・リサーチ社の協力により国内の指導者を養成する「栄養管理技術指導者養成コース」を勧めているが、同コースを研修中の専門家らが7つの演題にそって自身が研究する飼養管理に関する講演を行った。

 今回の演題は
①「牧場巡回指導の概要」(朝井洋、JRA日高育成牧場)
②「生産効率をあげる飼養管理方法」(服巻滋之、ハラマキファームクリニック)
③「当歳馬の疾患とその予防方法」(佐藤伸介、NOSAI日高)
④「分娩前後の繁殖牝馬の飼養管理」(敷地光盛、日高軽種馬農協)
⑤「養分要求量に見合った飼養管理(沢村恭平、JRAファシリティーズ)
⑥「幼駒の肢軸異常と矯正装削蹄」(田中弘祐、JRA装蹄師)
⑦「日高における繁殖牝馬の管理」(井上善信、JRA日高育成牧場)

の7テーマ。参加した牧場主は「経験則に基づく健康管理をしてきたが、よい刺激になった。学問に裏づけされた指導は得るものが多い」と熱心に聞き入っていた。

                  日高案内所取材班