ジェイエス主催の繁殖馬セール開催される
株式会社ジェイエスの主催する繁殖馬セールが、24日に新ひだか町の北海道市場で行われた。
この日は180頭の繁殖牝馬が上場され、うち、86頭が落札。売却率は47.78%と昨年より数字を落としたものの、売却総額は4億9324万8千円(税込み)と昨年を大きく上回った。
最高額の落札馬となったのが、シンボリクリスエスの産駒を受胎したピサノダイアナ(牝5)で、㈲飛野牧場の飛野正昭氏が4200万円(税込み)で落札。ワイルドラッシュの産駒を受胎したカレンバレリーナ(牝8)が3150万円(税込み)で古川嘉治氏に、ホワイトマズルの産駒を受胎したナットクラッカー(牝6)が、2940万円(税込み)で㈲小倉牧場に落札と、上位3頭は全て母父にサンデーサイレンスを持つ繁殖牝馬で占められた。
また、ホッカイドウ競馬所属馬として初めて函館3歳Sを制したエンゼルカロ(牝10)も上場され、ノーザンファームが2100万円(税込み)で落札。お腹の中にはフジキセキの産駒を受胎しており、違った環境でどのような産駒を誕生させるかが注目される。
主催者であるジェイエスの矢野秀春社長は、好調に終わったセールを振り返って、「社台グループさんのような大手のバイヤーが入って、セリ自体も盛り上がりを見せた印象があります。高額馬が多く出てきたことに関しては、繁殖牝馬が生産の基本であることと同時に、セリ名簿にも国際グレード制が導入されたことで、より良い繁殖を導入したいという生産者の気持ちの表れと言えるのではないでしょうか」と話していた。
繁殖牝馬の価値が上がることは、競走馬売買における牝馬の価値向上にも繋がることとなり、また、優秀な競走成績を残した牝馬が、将来的には繁殖として牧場へと戻ってくることで、競走馬生産のサイクルも生まれてくる。牝馬の価値を更に高める試みとして繁殖牝馬セールに注目が集まる中、ジェイエスでは来年の1月にも同様の繁殖牝馬セールを予定しており、ここでは競馬を引退したばかりの上がり馬の上場も予定されている。
日高案内所取材班
この日は180頭の繁殖牝馬が上場され、うち、86頭が落札。売却率は47.78%と昨年より数字を落としたものの、売却総額は4億9324万8千円(税込み)と昨年を大きく上回った。
最高額の落札馬となったのが、シンボリクリスエスの産駒を受胎したピサノダイアナ(牝5)で、㈲飛野牧場の飛野正昭氏が4200万円(税込み)で落札。ワイルドラッシュの産駒を受胎したカレンバレリーナ(牝8)が3150万円(税込み)で古川嘉治氏に、ホワイトマズルの産駒を受胎したナットクラッカー(牝6)が、2940万円(税込み)で㈲小倉牧場に落札と、上位3頭は全て母父にサンデーサイレンスを持つ繁殖牝馬で占められた。
また、ホッカイドウ競馬所属馬として初めて函館3歳Sを制したエンゼルカロ(牝10)も上場され、ノーザンファームが2100万円(税込み)で落札。お腹の中にはフジキセキの産駒を受胎しており、違った環境でどのような産駒を誕生させるかが注目される。
主催者であるジェイエスの矢野秀春社長は、好調に終わったセールを振り返って、「社台グループさんのような大手のバイヤーが入って、セリ自体も盛り上がりを見せた印象があります。高額馬が多く出てきたことに関しては、繁殖牝馬が生産の基本であることと同時に、セリ名簿にも国際グレード制が導入されたことで、より良い繁殖を導入したいという生産者の気持ちの表れと言えるのではないでしょうか」と話していた。
繁殖牝馬の価値が上がることは、競走馬売買における牝馬の価値向上にも繋がることとなり、また、優秀な競走成績を残した牝馬が、将来的には繁殖として牧場へと戻ってくることで、競走馬生産のサイクルも生まれてくる。牝馬の価値を更に高める試みとして繁殖牝馬セールに注目が集まる中、ジェイエスでは来年の1月にも同様の繁殖牝馬セールを予定しており、ここでは競馬を引退したばかりの上がり馬の上場も予定されている。
日高案内所取材班