馬産地ニュース

静内に軽種馬生産技術総合研修センターが完成

  • 2007年06月08日
  • 完成式典での神事の模様
    完成式典での神事の模様
  • 河野洋平日本軽種馬協会会長の挨拶
    河野洋平日本軽種馬協会会長の挨拶
  • 最新の設備が整えられた研修室
    最新の設備が整えられた研修室
  • 同手術室
    同手術室
 JBBA日本軽種馬協会が事業主体となる「軽種馬生産技術総合研修センター(木村慶純所長)」の完成式典が6日、新ひだか町静内田原の同センターで行われた。

 神事のあとに執り行われた記念式典には河野洋平日本軽種馬協会会長はじめ同協会の山内正孝、荒木正博、今原照之各副会長、山田榮司地方競馬全国協会会長、荒川隆農水省競馬監督課課長らも出席。強い馬づくりの最先端をいく総合研修施設の完成を祝った。
河野会長は「競馬が国際化時代を迎え、軽種馬生産に携わるものが協力して立ち向かわなければならない時代になりました。この施設を利用して、担い手経営のニーズに対応しうる経営指導者を育成し、より強い馬づくりに励んでもらいたい」とエールが送られた。

 同センターは、JRA日本中央競馬会の交付金を受けて、NAR地方競馬全国協会の「競走馬生産振興事業」として実施されたもの。軽種馬生産牧場の技術向上と経営改善を図るために、技術指導者を対象にさまざまな技術研修を行うほか、指導者の連携強化、自己研鑽及び軽種馬の生産育成、経営管理技術情報の集積、提供などの拠点施設となるよう最先端の設備を備えている。同センターは旧静内スタリオンステーションの跡地で本館、別館の延べ面積は約1300平方メートル。総工費は約3億9000万円。

              日高案内所 取材班