１4日、サンドピアリスが供用先の岡田牧場（静内）で老衰のため死亡しました。
　同馬は、5月27日の日本ダービーの日に、老衰の状態のなか、フレグモーネ（化膿性疾患）を併発して倒れたという。その後、岡田義一社長や担当スタッフの村山さんたちの手厚い看病を受けていたが、毎日のように未明に様子を見に来ていた社長が死亡しているのを確認した。
　一時はフレグモーネの激しい疼痛に襲われていたようだが、岡田社長や村山さん方が、横たわる同馬の頭を抱えて水を与えたりするなど暖かい看病に支えられて落ち着き、安らかに21年の生涯を閉じたようだ。

　同馬は1986年に岡田牧場で誕生、1989年にエリザベス女王杯を制し、その後は京都大賞典（3着）、京都記念（2着）と活躍し1991年から同牧場で繁殖生活をおくっていた。
　産駒にはタマモストロング（父スキャン　マーチＳ）などがいる。
　岡田社長の話によると「残念でしたが、５番目の仔（父フォーティナイナー）が繁殖入りしているし、最後となる２歳の仔（父マンハッタンカフェ）が、年内か年明けにデビューを予定しているので、夢を継いでくれています。」と愛馬を想う。

　尚、同馬は、現在、同牧場の馬房の近くに埋葬されたが、年内にはオーマイホースパークに功労馬として祀られ、記念碑も建つということで、お墓参りはそれからにお願いします。

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