馬産地ニュース

岩崎教授のJRA馬事文化賞受賞を祝う会が札幌で

  • 2007年04月30日
  • 岩崎教授
    岩崎教授
  • 祝う会の模様
    祝う会の模様
  • 挨拶するJAひだか東組合長
    挨拶するJAひだか東組合長
 著書「馬産地80話 日高から見た日本競馬」が昨年のJRA賞馬事文化賞に選出された岩崎徹札幌大学教授の「受賞を祝う会」が28日、札幌市内のホテルで行われた。
 この日は小山良太福島大学准教授が司会進行を勤める中、岩崎教授のゼミ同窓会、研究者仲間のほか、馬産地からも谷川弘一郎浦河町長や谷口貢JAひだか東組合長、松尾圭二JBBA日本軽種馬協会生産情報部長らがお祝いに駆けつけた。
 
 谷口組合長「数字だけでなく、生の馬産地を書いていただき、私たち生産者にとっても大きな励みになった。日本の場合、馬産地の問題は地域の問題、地方の問題となっている。生産者も努力を続けており、これからも生産地を暖かく見守っていただきたい」とエールを送り、谷川町長の乾杯の音頭で祝勝会がスタートした。
 岩崎教授は「多くの人の協力なくしては出来ない本だった。今日は、私にとっては祝賀会というよりも謝恩会。お礼を申し上げたい」と出席者ひとりひとりに声をかけながら感謝の気持ちを表していた。
 
 JRA馬事文化賞は、馬事文化の発展に顕著な功績のあった人に贈られるもので、岩崎教授の著書「馬産地80話 日高から見た日本競馬」は、「馬産地に言及した学術的な作品で困難な局面にある馬産地の過去と現状を踏まえての提言」が高く評価されて、受賞の運びとなった。昨年度は、同書とともに05年の東京国際映画祭の最高賞を受賞した映画「雪に願うこと」を製作した株式会社ビーワイルドにも同賞が贈られている。

              日高案内所取材班