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ディープインパクト本日社台SSへ種牡馬入り

  • 2006年12月26日
  • 落ち着いた表情のディープインパクト
    落ち着いた表情のディープインパクト
  • 市川厩務員と別れを惜しむ表情を見せるディープ
    市川厩務員と別れを惜しむ表情を見せるディープ
  • 多くの報道陣も集まった
    多くの報道陣も集まった
 日本競馬史上最高となる総額51億円のシンジケートが組まれているディープインパクト(牡4 父サンデーサイレンス)が26日午前6時50分、胆振管内安平町社台スタリオンステーションに到着しました。
 前日の午前9時過ぎ、2年間をともに過ごした市川明彦厩務員と中山競馬場を出発した同馬は、青森~函館間のフェリー渡航を含めて22時間、1100キロの長旅の疲れも見せずに元気一杯。慎重に馬運車を降りると、集まった100人の報道陣、スタリオンスタッフらを前にその勇姿を披露しました。
 出迎えた吉田勝己社長は「競走馬として絶頂期の引退ということで惜しむ声があるのは理解できますが、ディープインパクトは今後10年以上にわたって日本の馬産界を支えていかなければならない馬です。この馬の産駒で世界を目指したい」と力強く、今後の目標を語ってくれました。
 
 今後は種牡馬としての体づくりに励む予定で、早ければ来年2月から種付業務がスタートします。
 史上2頭目の不敗の3冠、史上最多タイの“7冠馬”となったディープインパクトはすでに日本国内市場最高となる総額51億円のシンジケートが組まれ、種付料は1200万円と発表されましたが、すでに来春の分は満口状態。無事ならば、ディープインパクトの血を受け継ぐ2世たちは2010年にデビューを迎えます。「子供たちも応援してください」とスタリオンからのメッセージをお届けします。

                 胆振案内所取材班