馬産地ニュース

浦河で盛大に馬産地の「馬フェスタ」開かれる

  • 2006年07月31日
  • 全国から希望するカップルも多い馬上結婚式
    全国から希望するカップルも多い馬上結婚式
  • 表彰式後に家族や親戚とジンギスカンを楽しむ林さん
    表彰式後に家族や親戚とジンギスカンを楽しむ林さん
  • 賞金も懸かり熱気の中の軽種馬レース
    賞金も懸かり熱気の中の軽種馬レース
  • アンダルシアンの演技~お座りのポーズ
    アンダルシアンの演技~お座りのポーズ
 29・30日にJRA日高育成牧場をメイン会場として「馬フェスタ」が開かれました。今年は、例年この時期に行なわれていた「第21回シンザンフェスティバル」、「第6回日高エンデュランス馬術大会」と秋の「第40回浦河競馬祭」が同時開催となり、「馬フェスタ」として、規模も大きくなりました。

 会場では、お馴染みの馬上結婚式やキャラクターショー、軽種馬・ポニーの草競馬、競馬グッズオークション、エンデュランス競技(自然の長距離コースを走破。馬の体調とタイムを競う。全国より44名参加。)のほか、JRA馬事イベントとして“アンダルシアン”(スパニッシュホースと呼ばれる闘牛士の伝統的な乗馬馬。強い脚と柔軟な関節から繰り出す演技が見もの。)“ポニー演技”など多彩な催しが繰り広げられた。
 また、今年は、皐月賞、ダービーを制したメイショウサムソン号の生産者、林孝輝さんや鎌田正嗣さん(テイエムドラゴン・中山大障害)の優勝の表彰も行なわれ、集まった牧場や町の参加者から大きな声援が送られ会場は盛り上がっていました。

 このイベントは昔、お祭りに自慢の馬を持ち込み、馬乗りの腕を競い合ったという馬産地の流れを残すもので存在価値は高い。
 シンザンフェスティバル実行委員長の中島雅春さん(中島牧場)は「人と馬との付き合い方は、世界と比べて未だ大きな差が有ります。このお祭りを通じて馬と親しみ理解して貰いたいですね。僕も子供の頃、馬は“噛むもの、蹴るものと教えられていましたからね。」と笑いながらも「今年は、また新しいスタートです。これからも地元の“馬好きバカ”が集まって頑張って行きますよ。将来は観光バスがどんどん来るようなイベントにしたいですね。」と嬉しいコメント。

 この「馬フェスタ」は今回も約1万人の人出となり、既に地元の方に親しまれる日高の一大イベントとなっている。

       29・30日取材  日高案内所