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サムソン2冠に賞賛、ウインズ静内で原良馬氏も的中

  • 2006年05月29日
  • JRAウインズ静内でレース解説をする原良馬氏
    JRAウインズ静内でレース解説をする原良馬氏
  • JRAウインズ静内外観
    JRAウインズ静内外観
遂にダービーまでも日高産馬が制覇。
桜花賞(キストゥヘヴン 日高町正和山本牧場)、皐月賞(メイショウサムソン 浦河町林孝輝牧場)、NHKマイルC(ロジック 新冠武田修一牧場)、オークス(カワカミプリンセス 新ひだか町三石川上牧場)に続き昨日のダービーで、これまでの3歳GⅠを、すべて日高の生産馬が制覇した。
この快挙に、一番喜んでいるのが勝った生産者だけではなく、日高の多くの生産者仲間。苦渋を我慢しながら頑張ってきただけに、今年の活躍馬の台頭に確かな手ごたえを掴み、希望を新たにしているようだ。

このGⅠ優勝の生産牧場は、すべて繁殖8頭から18頭という小規模の家族経営の牧場で、重賞経験も少なく、どこもGⅠは初めてだった。 幣ホームページ「重賞ウィナー」の取材でも、どこの牧場も、喜びの中に「日高の馬として勝てたのが嬉しい」との言葉が入っていたのが、心に残ります。

 ダービー当日は、例年のようにJRAウインズ静内では、ファミリーイベント“ふれあいフェスタ”が行なわれ、あいにくの雨に乗馬体験などが中止となりましたが、約5000人のファンが来場しダービーデイを楽しみました。
 昨年に引き続き、競馬評論家の原良馬氏もゲストで登場し、レースの解説を交えて、ファンとレースを楽しんだ。テレビやイベント出演に忙しい同氏は「好きな日高に来るのが楽しみ。でも馬を見るプロが多いので、迂闊な事は言えませんよ」と笑いながらも、慣れ親しんだ日高に来てて嬉しそうな様子でした。
 原氏の予想は、メイショウサムソン◎、アドマイヤメイン○で、その後にアドマイヤムーン以下。

 第10レース日本ダービーが始まるとウインズ場内は、一瞬、静まり最後の直線でメイショウサムソンが抜け出すと「サムソン行けー」「いいぞー」と歓声が沸き、ゴールでは「よくやった」「えらいぞ」と声が飛び交う。静内の場外馬券場では、馬や騎手達だけでなく生産牧場の林孝輝牧場にも向けられる賛辞だ。

※日本ダービーの「重賞ウィナー」レポートは、林孝輝場主が松本オーナーとの祝賀会のため不在で木曜日ごろになります。

            5月28日 日高案内所