馬産地ニュース

6日浦河町で馬ラエティ講座が開かれる

  • 2007年12月07日
  • 講演を行う永田校長
    講演を行う永田校長
  • 馬頭琴を演奏する大田さんと小笹さん
    馬頭琴を演奏する大田さんと小笹さん
 地域に根ざした馬文化の定着を図ることを目的に日高支庁や浦河町教育委員会が主催する「馬ラエティ講座」が6日、浦河町総合文化会館ミニシアターで開催されました。
 会場には谷川弘一郎浦河町長はじめ、軽種馬関係者や町民約100人が参加。会場は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、日高馬頭琴クラブによるモンゴル伝統の擦弦楽器、馬頭琴演奏や専修学校ホースマンアカデミーの永田雄三校長による「日本の競馬文化の発達と苦悩」と題して講演に耳を傾けていました。
 日高馬頭琴クラブの太田裕剛さんは「馬頭琴は、歴史的に見ても貴重な楽器で世界各国の弦楽器に影響を与えたといわれています。馬の尻尾を束ねて弦をつくるのですが、今は釣り糸にも使用されるテグスを使う場合が多いようです」と解説を織り交ぜながら、モンゴルの伝統的な楽曲や「コンドルは飛んでいく」など4曲を演奏して、拍手を受けていました。
 また、永田雄三さんは、馬と競馬の歴史を文化的側面から振り返り、明治、大正、昭和の時代に競馬文化の確立に尽力したJRA日本中央競馬会初代理事長の安田伊佐衛門さんの功績を称えました。