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マツリダゴッホがレックススタッドにスタッドイン

  • 2010年01月06日
  • 到着後に馬房から顔を出し愛嬌を振りまいていた
    到着後に馬房から顔を出し愛嬌を振りまいていた
  • 馬運車から降り立つマツリダゴッホ
    馬運車から降り立つマツリダゴッホ
  • 500キロを超える雄大な馬体を披露した
    500キロを超える雄大な馬体を披露した
 1月5日、2007年の有馬記念(G1)などを制したマツリダゴッホ(牡7歳、父サンデーサイレンス)が、種牡馬として繋養される新ひだか町のレックススタッドに到着した。

 マツリダゴッホは静内町(現新ひだか町)の岡田スタッド生産。不世出の大種牡馬サンデーサイレンスのラストクロップで、おじにナリタトップロードなどがいる。

 通算成績は27戦10勝(うち海外1戦)。有馬記念(G1)のほか、オールカマー(G2)3連覇、日経賞(G2)、アメリカJCC(Jpn2)と6つの重賞を制覇。とくに中山競馬場を得意とし、全10勝のうち8勝を同競馬場で挙げた。

 4日に競走馬登録を抹消し、管理された国枝栄厩舎を旅立ったマツリダゴッホは、種馬場関係者らが出迎える中、午前11時半頃に同スタッドに到着。意気揚々と馬運車から元気な姿を見せスタッフを安心させた。

 グランプリホースのスタッド入りに事務局の前田暁常務は「サンデーサイレンス産駒らしい気性をしていますね。体高もあるので、もっと体重が増えれば種牡馬らしい風格が出てくると思います。偉大な父の後継として頑張ってほしいですね」とエールを送っていた。

 すでにシンジケートも結成。種付料は未定だが、地元・新ひだか町では96年サクラローレル以来のグランプリホースということもあり、交配に関するたくさんの問い合わせが寄せられているという。
取材班