馬産地ニュース

BTCで育成調教技術者養成研修の開講式

  • 2008年04月17日
  • 入講式で挨拶をする増沢均場長
    入講式で挨拶をする増沢均場長
  • 19名の新研修生
    19名の新研修生
  • 式の後、和やかに行なわれた昼食会
    式の後、和やかに行なわれた昼食会
 軽種馬育成調教センターの育成技術者養成研修の第26期開講式が15日、同センターの軽種馬診療所2階会議室で行われた。平成4年にスタートした同研修制度は、世界に通用する強い馬づくりの一環として、優れた育成技術者を養成しようというもの。平成11年(第14期生)までは半年間の研修期間だったが、より実践的、高度な技術を収得させるために同年4月入講生からは期間を1年間に延長し、これまでに300人を超える優れた技術者を送り出してきた。とくに日本国内でも有数の調教施設を利用し、1年間の寮生活の中で心身を鍛える同センターの技術者養成研修は「技術的なものもちろんだが、精神的にも鍛えられている場合が多く、定着率も高い」と管内の牧場主にも定評がある。
 
 道内外から集まった15歳から24歳までの研修生19人は増沢均場長から入講許可を受け、午後からはさっそくオリエンテーションを受けるなど1年間の研修生活をスタートさせた。
 伊藤克己理事長は「パート1国に昇格したように、日本競馬のレベルは世界水準になりましたが、その間の最も大きな変化は育成技術のレベルアップです。1年間の寮生活の中ですべてのカリキュラムを修了し、立派なホースマンになってください」とエールを送った。
 また木口明信JRA生産対策室長は「初めて馬に触る人もいると聞いていますが、過去、就職率は100%です。即戦力として高い評価を得ている先輩方に負けないように頑張ってください」と励ました。
 入講式後には1年間をともに過ごす教官らと父兄を交えた昼食会が行われ、それぞれが決意を述べた。

                日高案内所取材班