馬産地ニュース

日高で装蹄競技大会が開かれる

  • 2008年04月15日
  • 装蹄競技大会会場
    装蹄競技大会会場
  • 「装蹄判断」をする参加者
    「装蹄判断」をする参加者
  • 「装蹄」の技術を競う参加者
    「装蹄」の技術を競う参加者
 秋に栃木県で行われる全国装蹄競技大会の予選を兼ねた第14回装蹄競技大会(主催:北海道日高装蹄師協会)が4月10日、浦河町のJRA日高育成総合施設軽種馬装蹄所で開催された。日高管内はじめ苫小牧、室蘭からの参加者を含む7人によって争われ、苫小牧市の中舘敬貴さんが、初の優勝に輝いた。
 
 同競技大会は装削蹄技術の向上を目的に07年からスタート。主催者が用意した材料や馬を使用して、その技術を競うもの。近年では馬のフットケアに関して、その重要性がクローズアップされており、優秀な装蹄師は優秀な獣医師と同じくらいに求められている。
 競技は、馬の体格や歩様から適した装蹄を見極める「装蹄判断」からスタート。馬の四肢や足の運びなどから、その馬に最も適した装蹄を判断用に記入する。その後は実技に移り、競技用馬の装蹄用の造鉄前後各1個を作製し、装蹄を行う「装蹄」。制限時間内に前後各1個の蹄鉄を作成する「単独造鉄」の3種目で争われ、合計300点で採点される。
 選手たちは燃えるコークスを前に汗を浮かべながら熱戦を繰り広げた。

                 日高案内所取材班