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ロックオブジブラルタルの初仔生まれる

  • 2008年01月28日
  • 世界的な名血を受け継ぐ当歳と母スターズインハーアイズ
    世界的な名血を受け継ぐ当歳と母スターズインハーアイズ
  • 元気よく跳ねる姿
    元気よく跳ねる姿
  • 無事にデビューする日が待ち遠しい
    無事にデビューする日が待ち遠しい
G1レース7連勝の世界記録を持つロックオブジブラルタルの最初の産駒が、17日深夜、新ひだか町静内の矢野牧場で産声をあげた。
 生まれたのはディープインパクトの半姉スターズインハーアイズ(父ウッドマン)を母にもつ鹿毛の牝馬。矢野秀春社長は「無事に生まれてほっとしている。結果的にロックオブジブラルタルの日本での産駒は1世代だけになってしまったので大切に育てていきたい」とほっとしたような表情をみせた。
 ロックオブジブラルタルは、01年にアイルランドのカラー競馬場でデビュー。5戦3勝で挑んだ仏グランクリテリウム(仏G1・芝1400m)を快勝すると、デューハーストS(英G1・芝7ハロン)に優勝。その勢いは3歳になってもとどまるところを知らず、英国2000ギニー(英G1・芝8ハロン)、愛2000ギニー(愛G1・芝8ハロン)、セントジェイムズパレスS(英G1・芝8ハロン)、サセックスS(英G1・芝8ハロン)、ムーランドロンシャン賞(仏G1・芝1600m)と、2歳から3歳にかけて欧米でG1レース7連勝。ミルリーフが持つ従来の記録を更新して、同年のカルティエ賞年度代表馬に選出されている。
 03年から愛国と豪州を往復するシャトル種牡馬として供用され、07年は日本のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場で種付を行った。

                  日高案内所取材班