馬産地ニュース

全国の競走馬のふるさと案内所から御挨拶~十勝案内所

  • 2006年01月10日
今日も氷点下20℃、雪は15センチほどで少ないが、寒さだけは例年に無く厳しい。朝の挨拶といえば「寒い日が続きますね。」から始まる。
 さて、種牡馬ハクタイセイ号、トーエイテイセン号は、朝、厩舎から雪原のパドックに移され、陽光を浴びながら乾し草を食んでおりますが、何て会話を交わしているのだろうか・・・。 いつも、朝早く外に出して欲しそうな仕草をしています。

 例年ですが、東京都内で組織されている[ハクタイセイを応援す会]の人達と、全国からハクタイセイ号のファンの方々が帯広十勝に来てくれまして、同馬との再会を喜び、健康を気遣って「花嫁さんは何頭ありましたか、仔馬の競馬成績は同ですか。」等、心配してくれています。
私どもは種牡馬の生年月日は忘れておりますが、誕生日・クリスマスには夫々メッセージとプレゼントをいただき、感謝の気持で一杯であります。
 全国には、競馬だけでなく、種牡馬として活躍している馬に対しても心温まるファンが大勢いることも忘れる事は出来ません。

 また、夏にレンタカーが来ると、大半の方は本州からで、繁養種牡馬の見学、資料による競走馬の成績調査、次の予定である日高・胆振管内への牧場見学の時間等の調査をしています。これらの他に路程の案内、季節の美味しい食べ物等の紹介をさせて頂いておりますが、北海道の広々とした大平原を、すんだ空気を腹一杯吸って、心に決めた次の軽種馬を尋ね、旅を満喫して頂くようご案内しております。 

               平成18年1月10日 
               競走馬のふるさと十勝案内所
                     村 瀬 俊 彦